2.8 「朝日俳壇」より。
〈図書館へ寝に来る人の冬帽子 (入間市)西村幸一〉
ボケの症状だと思う。夢と現の境目があやふやになっている。友人から病の知らせが来て、お大事にと返信したのだけれど、それが現実かどうか確信持てない。友人に訊ねるべきか、「あんた病気?」。「おまえが病気や!」
朝、新聞取りに出たとき雪はなかった。昼過ぎ外出、一面真っ白。滑らんように転ばんように。
ジュンク堂書店、11日イベントの打合せ。店内の改装終わって、3階が万博グッズ売り場になり、実用書が2階と4階に移動。営業しながらの作業、お疲れ様。
2.9 衆議院選挙、与党圧倒的勝利、野党無惨。日本国民はサナエ首相に白紙委任状を手渡した。やりたい放題やで。国民皆さん、覚悟はあるんか?
酒井隆史 『通天閣 決定版 新・日本資本主義発達史』上巻・下巻 ちくま文庫 各1500円+税
初版は2011年青土社より。大幅に加筆、補論と年表を加え2分冊にして文庫化。
大阪のランドマーク「通天閣」とその足元に広がる空間・街と人々のコテコテの歴史。街と人はさらに南へ広がっていく。
上巻の内容。
第一章・ジャンジャン町パサージュ論
第二章・王将――坂田三吉と「デープサウス」の誕生
第三章・わが町――上町合地ノスタルジア
「新世界」と呼ばれる界隈。もともとは1903(明治36)年大阪南区天王寺今宮で開催された第五回内国勧業博覧会の跡地を公園にする計画。「東洋一の商工業中心地をもって任じている一三〇万都市大阪」が「理想的娯楽機関」を作ろうとした。そのシンボルがパリのエッフェル塔を模した「通天閣」。公園、動物園、音楽堂、噴水池、休憩所が立ち並ぶ。公園の塔と通天閣の間にはロープウェイが走る。まさに「新世界」だが、時間が経つにつれ料理屋、茶屋ができ色街の雰囲気に。人と金が集まるとなれば、資本による開発、侠客の出番。
帯より。〈暗躍する資本家、暴れる侠客、徘徊する詩人、将棋の天才。 百年を疾走する一大パノラマ〉。
(平野)