2024年4月28日日曜日

わたくし大画報

 4.25 六甲アイランドの神戸ゆかりの美術館「小松益喜の作品で神戸散歩」展。この美術館は神戸在住の高齢者無料。

 お役所から電話。提出書類に不備あり、来週指導を受けることになった。やり直し。

4.27 神戸華僑歴史博物館訪問。陳舜臣生誕100年記念冊子「陳舜臣さんが語りかけるもの 2024をいただく。シリーズ談話「陳舜臣――人と作品」、ゆかりの人たちによる5分間スピーチ「私の陳舜臣さん」、特別展「神戸を愛し神戸に生きた陳舜臣さん」をまとめる。



 栄町通の本屋さんで予約本受け取り。夜、著者のトーク会イベントがあるのだけれど、ヂヂは遠慮。 

 和田誠 『わたくし大画報』 ポプラ社 1600円+税



 1982年講談社版を復刊。1974年から81年、小説雑誌に連載した「家庭大画報」「渋谷大画報」。本職のデザインやイラストのことから、映画、演劇、音楽、落語、本の話、家庭での出来事、交遊録などを綴る。雑誌のなかのもうひとつの雑誌、という感じ。多方面で活動していたから交際範囲が幅広い。

19819月の「向田さん」は同年8月に飛行機事故で亡くなった向田邦子の思い出。雑誌で対談し、終了後お酒を酌み交わした。ほぼ初対面。まもなく向田は台湾取材旅行に出た。事故の前日にゲラができて、和田と編集者は向田の帰りを待っていた。わずかな時間の付き合いだった。和田は向田の人柄に「長い付き合いだったような錯覚」を覚える。

(平野)