9.19 家人は孫のお守りに向かう。台風25号と小型孫台風に突っ込んでいく。ヂヂイ留守番。
9.20 「朝日歌壇」より。
〈来るたびにわが書棚から数冊の本を持ち去る本好きの孫 (魚沼市)磯部剛〉
数か月前に元同僚にパソコンメールしていた。パソコンはあまり使わないとはわかっていたが、連絡方法それしか知らない。今日返信来た。元々たいした用事ではなかったので、「お元気?」で話終了。
「BIG ISSUE」534号、535号。表紙、前者はタイの漫画家・ウィスット・ポンニミット「マムアンちゃん」。本誌で19年連載中。後者は俳優・松たか子、主演作「ナギダイアリー」の話。
9.21 敬老の日。銀行に記帳しに行ったら、隣のATMでご老人が、引き出し画面にならない、とお困り。余計なお世話だけど、個人情報を見ないようにして最初からやり直したら、解決。
『歌・句・諺のはなし』 柳田國男 折口信夫 高浜虚子 中公文庫 1000円+税
原本は1930年出版〈日本児童文庫〉シリーズの『歌・俳句・諺』(アルス)。折口が短歌、高浜が俳句、柳田が諺について児童読者のために書き下ろしたもの。1927年の柳田講演から「諺と謎々」を追加。
歌。古代神様の言葉として、「称え言(となえごと)」=祝詞とそれから進んだ「ものがたり(原文傍点)」の二つの言葉が信じられてきた。「称え言」のある部分は諺となり、「ものがたり」の肝腎な部分が歌となる。諺は、命令の意義から変化して社会的訓戒、また人間としての心がけというふうに変化してきた。
〈さて歌は、どこまでも、自分の心を詳しく、相手の心を牽(ひ)くようにいい出すものであります。そして、低い神様、或は位置の高い人間から、神様に申し上げる言葉が、次第に、人間どうしのいいかけいいあわせる、かけあい(原文傍点)の言葉に利用せられて来ました。そうして、神様の言葉すらも、やはり、歌で現されることになりました。それは大方、三つの句の形になったものらしく考えられます。〉
古代の歌、万葉集、古今和歌集、中世の和歌集、江戸時代の和歌を鑑賞する。優美という趣味、無名の人が詠んだ歌の情感など、読者の目線で解説する。
虚子は落葉を題材にして俳句と文芸の面白さを説く。落ち葉掃除という面倒な仕事から落ち葉の考察、落ち葉の景色、落ち葉の絵や文章などその深い趣を見出す過程を具体的に語る。落ち葉を詠んだ俳句をさまざま分類して見せる。
柳田は、諺はダメな人を責めたり励ましたりすることが目的ではない、と説明。
〈……噂に上る当の相手よりも、黙って傍らに聴いている大勢に、なるほどよくいった、うまいことをいうものだと思わせる方が主であって、それがまた直接に本人を叱るよりも、もっと大きなききめがあったからであろうと思います、(中略)仲間どうしの悪口はもと一つの練習でありました。世間すなわち知らぬ人の中にはいって、あまり大きな恥をかいて来ぬように、前から少しずつ笑われる辛さを覚えさせ、またなるたけ笑うことのできる人に早くしようとしたのであります。〉
(平野)