6.14 「朝日歌壇・俳壇」より。
〈本屋みな消えて跡地に居酒屋とパチンコ店の駅前通り 〈鎌倉市〉遠藤千草〉
〈緑陰や尻ポケットに文庫本 (印西市)伊藤博康〉
6.15 「BIG ISSUE」529号、特集〈社会運動って何?〉。実践者たちの言葉。「自分たちが幸せに暮らすための一つの手段」。「当たり前への反逆の実践」。「社会の死角を可視化する」。表紙とインタビューはイギリスのシンガーソングライター「Raye(レイ)」。
6.18 7月家族東京行き。ヂヂイは特に用事なく、荷物持ち。
6.20 梅雨の晴れ間が続いていたけれど、今日は朝から雨。孫に宅配便送って、ギャラリー島田DM作業。スタッフさんが展示中の作家さん(神戸出身)に紹介してくださる。
渡辺京二 『神風連とその時代』 中公文庫 1200円+税
初版は1977年葦書房より。2006年洋泉社MC新書、2011年洋泉社新書y。
「神風連(しんぷうれん)の乱」は1876年(明治9)の士族反乱。74年(明治7)の佐賀の乱から、76年秋月の乱・萩の乱、77年(明治10)西南戦争へと続く。神風連が他の乱と異なる点は、参加者約170名のうち死刑・獄中死を含めて7割の人が死亡ということ。渡辺は「時代を否認するものの一種の集団自決であった何よりの証拠」と断言する。
「神風連」は世間による「戯称」。正しくは「熊本敬神党」。「国家統治原理としての古代神道を純粋な形で復元し、その復活をもって幕末の危機を克服しようとしたところに思想の中核を見ることができる」。尊王攘夷を理念とするが、武力闘争とは一線を画し、リーダー林櫻園(はやし・おうえん)の「神事は本なり、人事は末なり」=神事専念の教えを守った。櫻園による宗教的秘密結社と言える。師亡きあと、門弟たちがなぜ命を懸けて明治新政府に対して乱を起こしたのか? 熊本士族の動向、櫻園の思想、後継者たちの人物像、敬神党の思想的意義を資料から読み解く。
(平野)