2025年1月22日水曜日

墨牡丹

1.15 「朝日新聞」夕刊「阪神大震災30年」の特集に作家おふたり登場。

垂水区在住の高嶋哲夫は地震、津波、台風、噴火などをテーマに作品を発表してきた。新刊『チェーン・ディザスターズ』(集英社)では200X年南海トラフ地震から関東でも地震、大型台風、富士山噴火の予兆まで起きる。次に来る大災害に向けて警鐘を促す。

そして、先日紹介した砂原浩太朗。『冬と瓦礫』(集英社)。



スタジオジブリの「熱風」1月号。谷川俊太郎追悼。



1.17 阪神・淡路大震災から30年。大きな節目。例年より報道多い。

1.19 用事あり、午前午後図書館。合間に買い物、ついでに「さんちか古本市」を覗く。北村薫『鷺と雪』(文藝春秋、2009年)。

BIG ISSUE495号、特集「世界をつなぐ文学へ」。ノルウェーの絵本、メキシコ・ユカタン半島のマヤ文学、それにタイ文学、それぞれの翻訳者登場。



家人は息子と観劇。ヂヂ留守番。

「朝日歌壇」より。

〈便利なる本の宅配知りをれどけふも書店の棚から選ぶ (東京都)上田国博〉

〈書棚より高橋和巳かたづけるグッバイ青春よろしく玄冬 (東京都)青木公正〉

1.20 秦恒平『墨牡丹』(集英社、1974年)読了。「神戸に華岳あり」と称えられる日本画家・村上華岳の芸術と人生。華岳は京都市立絵画専門学校の友、土田麦僊、小野竹喬、榊原紫峰らと新しいグループを創る。だが、あくまで創作するのは個人、と己の芸術を貫く。華岳は牡丹を描き続けたが、晩年は墨で描いた。



1.21 大統領就任式。これまで目指してきた理想が消えていく。

朝、図書館。午後買い物、本屋さん。積ん読山があっちとこっちに。

(平野)