2018年5月5日土曜日

古本屋台


 Q.B.B.(作・久住昌之 画・久住卓也)
『古本屋台』 集英社 1200円+税


 かつて雜誌『彷書月刊』に連載していたマンガ。同誌終刊後は『eBookJapan』、『小説すばる』(集英社)で連載。
 見るからに偏屈なオヤジが屋台で古本を売る。

〈夜ふけになるとどこからともなく現れる幻のような古本屋台。白波お湯割り一杯100円。おひとり様一杯限り。珍本奇本あり〼〉

酔っ払いに酒を出さない。騒がしい客、気に入らない客は追い帰す。「ルールはとにかく、オヤジ次第」。いつ、どこで店を出すのかも、オヤジ次第。
古本愛好家や作家が実名で登場。

 Q.B.B.は、『孤独のグルメ』原作者と実弟イラストレーターによるユニット名。

(平野)
 本日のPR誌、『海鳴り 30』(編集工房ノア)。天野忠の童話集原稿から「心に太陽をもったとき」。登場するのは荷車古本屋。ハジメのお父さんは勤めていた出版社がつぶれて、蔵書で古本屋を始める。夜店を出すために本を小さい荷車でハジメもいっしょに運んで、店番をしながら本を読む。漢字の読み方から父と「希望」について話す。

 本日の新聞から。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界文化遺産登録の見通し。100年前「五足の靴」も歩いた。

《ほんまにWEB》「奥のおじさん」更新。最近ゴローちゃんの仕事が早い。