■ 『須賀敦子の手紙 1975―1977年 友人への55通』
つるとはな 2850円+税
2016年5月初版、私のは同年9月3刷。
須賀は1998年3月死去。生前出版された著書は5冊だけだったと知り、驚く。死後も出版が続き、2000~01年には全集が刊行された。その後も単行本が出た。全集が文庫化された。さらに手紙まで。心許す友人夫妻に宛てた手紙。仕事の愚痴、研究の喜びと苦闘、著書出版の不安、友への感謝、私生活(恋も)のこと、病のこと。
私はこれまで須賀に縁がなかった。自らの意思では読むことはなかっただろう作家だった。ギャラリー島田の大竹昭子写真展で本販売係という縁ができた。3冊だけ読んだ。須賀と親しくした大竹と武谷が彼女の素顔の一部を語ってくれた。写真展観覧者がそれぞれの縁を話してくれた。
それだけの縁しかないヂヂイが彼女の私信を読んでもいいのか、そう思いながら読んでいる。
(平野)
9.14 午前中、図書館で「みなと元町タウンニュース」調べ物。午後、花森書林にイベント参加申し込み、高架下プラネットアース「竹内明久切り絵展」、トアウエストのギャラリーロイユ「林哲夫展 写実と幻想」を駆け足で周る。花森で懐かしい元書店員さん、ロイユで詩人さんに遭遇。本屋さんで丼物(食文化の本)。
9.16 「朝日歌壇」より。
〈私も絶滅危惧種か車内にて山本周五郎読んでいる (横浜市 椎名久美子)〉
9.17 お彼岸は天気下り坂の予報なので、早めに墓参り。午後、ギャラリー島田で写真展の本販売精算作業。会期最終日、展示の「須賀敦子本」が行方不明になって、スタッフさんヤキモキしていたのが、見つかり、ひと安心。娘から孫写真とお江戸商店街PR雑誌が届く。「BIG
ISSUE」367号はリトルプレス特集。
9.18 赤ヘルから勤務書店のイベント案内あり。豪華なメンバーで参加したいのだが、生憎労働日で残念。ゴロウさんから「ほんまに」原稿校正、いつ出したものか忘れるくらい前の。
ヨソサマのイベント
アカヘルさんからメールが着いた♪ 本のイベント。
● 蔦屋書店梅田店 10月14日(月)ブックトークフェスティバル
全日通し
https://store.tsite.jp/umeda/event/humanities/9669-1211420916.html第一部
https://store.tsite.jp/umeda/event/humanities/9688-1816280917.html
第二部
https://store.tsite.jp/umeda/event/humanities/9677-1058280917.html
第三部
https://store.tsite.jp/umeda/event/humanities/9681-1214190917.html