2023年9月21日木曜日

アルテリ 渡辺京二追悼

9.18 孫から敬老プレゼント届く。姉が描いた絵を刺繍したハンカチ。ヂヂババ大喜びのチャンリン踊り。

9.19 墓参り、夏草伸び放題。

 

 『アルテリ 十六号 渡辺京二追悼』 

田尻久子責任編集 アルテリ編集室発行 1200円+税

https://zakkacafe-orange.com/free/aruteri


 

 熊本市の書店「橙書店」が編集、発行する文芸誌、年2回刊。2016年渡辺が呼びかけ、人がつながり創刊。本号はその渡辺追悼号となった。若い人たちにヒントをあげ、書くことを奨励した。時に叱り、激高することもあるが、それでも人が集まってくる。

〈渡辺さんが最後の仕事に選んだのは、西洋化と近代化の波にのまれながら、自分の世界を作って生きようとした名もなき「小さきもの」たちを掬いあげ、新しく維新史を紡ぎ直すという壮大な連載だった。「あー、きつい。本当にきつい」と言いながらも膨大な文献を読み込み、毎週、原稿用紙6枚、約2400字を書き続けた。90歳を過ぎていた渡辺さんにとっては、おそらく命を削りながらの作業だったに違いない。(略)〉浪床敬子「渡辺京二は何者だったか」より。

 熊本日日新聞連載「小さきものの近代」は未完のまま死去したが、50本の原稿が書き上げられている。

(平野)絵や写真が美しい。原稿によって字体が違うのはなんでか?