4.2 花冷え長引く。ヂヂイは原稿最終直し大詰めで図書館通い。目当ての資料以外にも目が行く。詩の雑誌に神戸の詩人対談あり、しばし閲覧。これは買って読まねば。
買い物から帰ったら郵便着。
「NR出版会新刊重版情報 595号」、連載企画「本を届ける仕事」は、熊本市・長崎書店の児玉真也さん、〈これからも、地域の本屋であれるよう〉。
蔦屋書店のキタさんから郵便届く。 「BFC BOOK FAIR CHAMPIONSHIP」(書店員がフェアの腕を競い合う王座)の公式マガジン。彼が企画し創設。出版業界、印刷会社、紙商社、の協賛、個人・他業種からクラウドファンディング支援を得、さらにプロレス団体も参加。この3月初代チャンピョンが決定した。企画から王座決定までのイベント、舞台裏の活動など記録とその後を報告する。
https://book-fair-championship.com/
〈新社会人応援フェア Working girl Routine #本庄静子の一日〉。新社会人・本庄静子(架空の人物)を設定。一人暮らし、仕事の悩み、美容、趣味など彼女の新生活を応援する。
年2回防衛戦が組まれる。
キタさん、仕事多忙のうえに次々と大きな企画を実行する。それも自分の店・会社だけではなく出版業界全体を見据えたもの。
4.5 朝、版元と本の打ち合わせ。いつもはメールで間違いを叱られるが、今日は顔を合わせて。まさに面罵!
4.6 本で取り上げる〈三菱・川崎労働争議〉の写真。古本屋店主の祖父にあたる方が写っていて、お話を聴く。約束するのに、週末の昼間は野球観戦ゆえ午前中になる。トラキチだった。
会談すんで、近所の友人夫婦=同級生を訪ねる。話の中身は持病に家族関係の︎ホニャララ。
4.8 久々の臨時出勤。桜舞い散るなか、小学生たち登校時間。
■ 永井荷風 『断腸亭日乗(三)昭和四―七年』
中島国彦・多田蔵人校注 1150円+税
不況、戦争の足音、政治家や経済人に対するテロなど社会不安。東京の賑わいは郡部に向けて膨張していく。この頃、荷風は軍が中国に侵略することを憂う一方で、要人テロには理解を示す。のちの軍国主義批判に至るまでの気持ちの揺れ。
繁華街で友と歓談し、街の風俗の変化を感じ取る。郊外を散歩しては古い町並みや古社寺の跡を懐かしむ。私生活では愛人が病み、別れを決意するが、愛情も残る。
(平野)