7.7 あっちの権力者スポーツのルールにまで口出して捻じ曲げる。開いた口、ポッカ――ン! こっちの権力者は国民生活に関係ないことばっかりやりたがる。
7.8 絵本作家・林明子さん訃報。四十数年前、コーべブックス高槻店の児童書・ニシさんに林さんの絵本を薦めてもらった。今は子から孫が愛読。感謝と共にご冥福をお祈りします。
事実はホラー小説より怖い。他人の唇を糸と針で縫う……、もちろん麻酔なしでっしゃろ?……、書くだけで貧血起こしそう。
近畿梅雨明け。猛暑に対処。
7.11 孫に相撲番付など宅配便。
吉田篤弘 『遠くの街に犬の吠える』 ちくま文庫 2020年
単行本は2017年筑摩書房より。
作家・吉田は編集者・茜に小説朗読を提案され、音響技術者・冴島に引き合わされる。冴島は12歳の時、野球で左目にボールが当たり、左の瞳は水色になり色彩感覚を失った。それから音を意識するようになり、常に小型録音機を持ち、「遠吠え」をひろっている。また、茜は代書屋・夏子を紹介。
4人は、時期は異なるが、白井先生の辞書「バッテン語辞典」編集を手伝った、と判明。バッテンとは「×」。辞書から省かれた言葉、忘れられた古い言葉、生い立ちや履歴のわからない言葉をひろい集める作業。その白井先生が亡くなり、夏子の手元になぜか先生がある女性に送った手紙が遺った。先生の思いは女性に届いたのか、届かなかったのか、その言葉はどこに行ったのか。先生の「封印された言葉」が明らかになる。
(平野)