2020年7月19日日曜日

心友


7.17 通勤読書はリトルプレス『些末事研究』第5号「荻原魚雷 方法としてのアナキズム」(発行者 福田賢治)


荻原魚雷は古本エッセイで知られる。ライター生活30年、頑丈な根っこを持っている。現在、自身のブログ「文壇高円寺」他、ネット連載が2本、新聞連載1本。
 
 7.18 午前中図書館。工藤美代子『恋づくし 宇野千代伝』(中央公論社、2015年)野崎泉・編『戀愛譚 東郷青児文筆選集』(創元社、2018年)貸し出し。




午後、買い物。花森書店に本と雑貨を買ってもらう。いつもの泣き落とし、「孫の魚代、お情けを~」。ボストンバッグ2分とガラス食器。でもね、本棚から抜いても床に置いた本収納できず、積ん読のまま。

「映画批評」第19号(同編集部)をいただく。感謝。まだ映画をゆっくり楽しめない。

読書は、小川荘六『心友 素顔の井上ひさし』(作品社)。井上ひさし、没後10年。大学で出会い、54年付き合った友だからこそ知る作家の素顔。井上学生時代の「ノート」収録。
 
小川は思う。井上はいま何処に、天国か地獄か?
〈「天国や極楽は善良で真面目な人が行くところだから、面白い人間が集まっているのは地獄らしい」/ということは、きっと井上地獄にいるな。(後略)〉
 
 
平野)