7.17 通勤読書はリトルプレス『些末事研究』第5号「荻原魚雷 方法としてのアナキズム」(発行者 福田賢治)。
荻原魚雷は古本エッセイで知られる。ライター生活30年、頑丈な根っこを持っている。現在、自身のブログ「文壇高円寺」他、ネット連載が2本、新聞連載1本。
午後、買い物。花森書店に本と雑貨を買ってもらう。いつもの泣き落とし、「孫の魚代、お情けを~」。ボストンバッグ2個分とガラス食器。でもね、本棚から抜いても床に置いた本収納できず、積ん読のまま。
「映画批評」第19号(同編集部)をいただく。感謝。まだ映画をゆっくり楽しめない。
読書は、小川荘六『心友 素顔の井上ひさし』(作品社)。井上ひさし、没後10年。大学で出会い、54年付き合った友だからこそ知る作家の素顔。井上学生時代の「ノート」収録。
小川は思う。井上はいま何処に、天国か地獄か?
〈「天国や極楽は善良で真面目な人が行くところだから、面白い人間が集まっているのは地獄らしい」/ということは、きっと井上は地獄にいるな。(後略)〉
(平野)