2021年2月21日日曜日

半藤一利の昭和史

 2.18 何度目だ! また図書館休館日に来てしまった。いくら近所とはいえ、我ながら呆れる。カレンダーに先々まで印入れる。61012月第3木曜日は図書整理のため休館!

 予定変更して早めに買い物に出る。ひとり留守番なので食料少なめ。本屋さん、注文品他。

 2.19 職場マンションの廊下に通販荷物が置き去り。居住者に宛名の人はいないし、何より住所が違う。通販会社は電話通じず、メールせよ、の案内。宅配業者あちこち問い合わせるが、不明。地図で宛名住所を調べたら近所なので届ける。わて、ヒマなん?

 2.20 しろやぎさんからメールがついた。神戸新聞記者さんのコラムを送ってくださる。

 図書館調べ物。西東三鬼周辺人物、トーア・アパート・ホテルオーナー「西川荘三(しょうぞう)」のこと。神戸政財界で活躍したが、三鬼が神戸に来た頃にはホテルを手放していた。

 2.21 横浜みやげ。孫からおりがみチューリップ、手紙。書けるようになった「じいじ」と数字。東京メトロでもらえるフリーマガジンから、神保町記事と「いか文庫」コラム。

 


 文藝春秋特別編集 『半藤一利の昭和史』 文春ムック 1500円+税



 半藤少年は東京大空襲に遭い、生死の淵を経験した。背中に火がつき、川に飛び込んだ、溺れた、船に引き上げてもらった。川岸の人が燃え死んでいく姿を見た。焼け跡で考えた。

〈俺はこれからの生涯、二度と「絶対」という言葉は使わないぞ。「絶対に俺は人を殺さない」「絶対に自分の家は焼けない」「絶対に日本は勝つ」なんて言えない。そんなのすべて嘘だと思ったんです。川で溺れかけた時に、たしかに私は誰かの手を振りほどいてしまったんですから……。(中略)それと「なぜ、こんなことが?」という問いが、小さな炎を上げて私の身体をつき動かしました。(後略)〉

昭和史研究の芽ばえを語る。

半藤は最後の原稿に、趣味や楽しみがなく歴史研究に取り組んできた、と書いた。しかし、落語、短歌、版画、日本舞踊などかなりの腕前。ただ謡の師匠には、あなたのは浪花節、と言われた。

(平野)