2024年8月17日土曜日

神戸文芸文化の航路

 8.11 ブログをさぼっていいる。宮崎地震あり、パリオリンピックの悲喜交々あり。

家では孫一家帰省してドンチャカ。姉は落ち着いてきたけど、時々爆発。妹は悪ガキぶりに拍車。孫中心生活は楽しいけれど、ヂヂババ体力もたない。

 ヂヂは空いた時間に図書館。

「朝日歌壇」より。

〈居場所なき人の居場所の図書館に淡きひかりがさしこんでゐる (西条市)村上敏之〉

〈廃校となりし礼文(れぶん)のまなびやに金次郎一人本を読みおり (つくば市)山瀬佳代子〉

「朝日俳壇」より。

〈パリ五輪サルトル再読する真夏 (横浜市)飯島幹也〉

8.14 原稿ミス多発でみずのわ一徳からメール。怒声が響く。

首相退陣ニュース。

8.15 敗戦から79年。

島根の牧師さんから帰省予告あり、緊急集合の指令。関係者に連絡。

台風接近、東日本は交通混乱。

 

 大橋毅彦 『神戸文芸文化の航路――画と文から辿る港街のひろがり――』 琥珀書房 2800円+税



 関西学院大学文学部教授の論文集、「神戸の足下を掘り下げて鉱脈を発見する、神戸という窓が何に向けて開かれていくかを眺望する、神戸に集い、神戸で育つ諸芸術にはどんな相互浸透の動きがあったかを見定める」9編。

 竹中郁ら関学関係者の活動や同人雑誌隆盛。その影とも言える詩人たちの存在。鯉川筋の「画廊」。海港都市から広がり、繋がり、交わる芸術活動。異なるジャンルの芸術家たちの協同作業など。

(平野)