『ほんまに』第18号は神戸空襲をテーマにする。準備で、暗い話ばかり読んでいる。『ほんまに』では荷が重いかもしれないが、『ほんまに』なりに取り組みたい。
そんななか、碧野圭『書店ガール5 ラノベとブンガク』(PHP文芸文庫)を通勤電車内と休憩時間で読み終える。私はライトノベルについてちんぷんかんぷんであるが、話の展開はスピーディーで予測もつく。
今回の主人公は〈本の森〉取手店店長・宮崎彩加と〈共学館〉編集者・小幡伸光(本書メイン人物・亜紀の夫)、ニートのバイト君。ラノベ作家と編集者のトラブルがあり、ニート君を思いやる家族、いつものように書店員たちと出版人たちの連繋が描かれる。目標に向かって懸命に取り組む人たち。
碧野の本への愛、本屋と書店員への声援に私も共感する。
場所は吉祥寺から離れて常磐線沿線。私はどちらにしても地理感覚なしです。
(平野)おっさんは、“なろう系”とか“ボーカロイド”という用語がわからない。読むことはないからほうっておく。