お江戸渋谷で見つけた『彷書月刊』バックナンバー、阪神淡路大震災後の特集2冊。
■ 1996年1月号「神戸だより・震災一年」
都市の記憶――きれぎれのメモ 加納成治(街の草)
地震、その時その後 寺島珠雄(詩人)神戸のアラビアンナイト 大安榮晃(ロードス書房)
元気だして 林哲夫(画家)
震災づかれ 石井春男(書房B)
マン・レイとハナヤ勘兵衛 和田博文
『1995年1月・神戸』を読む 田村治芳 本誌編集・発行人
表4に兵庫県古書籍商業協同組合の「感謝とお願い」あり。
■ 98年2月号「震災3年・神戸の古本屋」
もう、忘れてもいい。 加納成治
精神的に重い本と肉体的におもたい本 宇仁菅民世(宇仁菅書店)達磨十年 石井春男
コウベ、コウベ、コウベ…… 大安榮晃
罹災日録(抄) 間島保夫(間島一夫書店)
(平野)
手持ちの古書店震災関連本
●『兵庫県古書組合 十年略史 1986~1995』(兵庫県古書籍商業協同組合、1997年)
第1部 年表 1986~1994第2部「震災小史 1995」
●日沖桜皮編『阪神大震災と出版 33名の報告と証言』(日本エディタースクール、1995年)
加納成治、宇仁菅民世、島元健作(大阪・書肆梁山泊)が寄稿
●『神戸の古本力』(みずのわ出版、2006年)
林哲夫が震災当日のある名物店主のエピソードを古本一途ゆえの噂と断わって披露している。火曜日、通常なら古書会館で市の開かれる日。店主は時間通り出かけて行って「どうしてやってないんじゃー!」と憤慨した。