2020年6月4日木曜日

おべんとう


6.2 一国のリーダーが国民に配るマスク。評判は甚だ悪い。私はあのリーダー大嫌いだけど、彼なりの精一杯の善意の印であろう、と信じる。大臣とか尻尾ふり議員やら役人でつけている人はテレビで見える限り、少ない。彼はピエロか? 
 配布マスク、確かに小さい、糸の縫い付け不良。しているうちに鼻の頭が露出する。市販マスクは家人が補充してくれているし、会社からも支給されている。でもね、配布マスクも使う。私もピエロ。

次回元町原稿は神戸の本紹介ということにする。元町の編集プロダクション「くとうてん」(「ほんまに」出版元)が制作協力・装幀した本、倉掛喜八郎『タコとミカンの島』(シーズ・プランニング発行)を再読。

6.3 青山文平の文庫、再開して読む。『励み場』(ハルキ文庫)は歴史的事実を背景に農村の身分差別を浮き彫りにする。妻も悩む。主人公と妻は自分のいるべき場所を探す。『春山入り』(『約定』改題)と『半席』(新潮文庫)は短篇集。この2冊には同じ作品「半席」が収録されている。青山作品のなかで重要な位置を占める。

ヂヂバカちゃんりん、孫、読み聞かせお姉さん。小西英子『おべんとう』(福音館書店、2012年)、おべんとうばこに次々おかずを詰めていく。「ほっこり みどりの ブロッコリー」の「リー」で両手を広げる。



(平野)