4.20 昨日、孫はパパさんママさんと神戸市立王子動物園に行ってパンダのタンタンを見た。この7月にタンタンは故郷に帰る予定だったが、コロナ禍で遅れている。そのうえ、本日の新聞報道では高齢で心臓に疾患があるそう。人間なら70歳を超える年齢、どうぞお大事に。パパは横浜に戻る。
昨年末に読み終わっているはず、と自分で思い込んでいた本、まだ途中であった。
■ 尾崎真理子 『大江健三郎全小説全解説』 講談社 3500円+税
著者は読売新聞文芸担当記者、編集委員を経て、早稲田大学文学構想学部教授。1993年から大江を取材。『大江健三郎全小説』(全15巻)の全解説を担当。大江の約60年間の全ての作品を解説。難解、と言われている大江作品。あらすじ、登場人物や状況設定、当時の時代背景・大江の置かれていた環境など、読解の手がかりを明かす。ネタバレになっても大江作品には何でもない、と言う。
〈……なぜなら、結末が終わりではなく、そこから始まる複雑な感興こそがこの作家を読む醍醐味であり、結末の解釈は読者の数だけ存在し、読み返すごとにそれは更新されるはずだから。〉
年譜、参考・引用文献、作品書誌、索引含め520ページ超。
4.22 三宮ブックス、26日で事務所閉鎖予定の知らせあり、訪問。竹さん、日販・河さん、児童書・田さん、会えてよかった。お疲れ様。さよなら、三宮ブックス。
あとは村田さんの家族が会社整理の由。
(平野)