2021年7月7日水曜日

梅雨積ん読

 7.3 姉孫と図書館おはなし会。本日はボランティアグループの皆さんによる紙芝居。

 朝日新聞連載小説、池澤夏樹「また会う日まで」の主人公は海軍水路部・秋吉大佐。航行のための測量、天文・気象研究。1941(昭和16)年日米開戦の場面。同年夏、真珠湾攻撃のため山本五十六から周辺海域の潮汐の精密な数字、地形資料を求められる。

永井荷風が同年9月の日記に、国民の間で開戦の噂が広まっていたことを記している。国民は「熱狂」し「興奮」していたが、既に食糧不足。荷風の風流な散歩も食糧調達のためになる。空襲を想定した防空演習は33(昭和8)年から始まっていた。川本三郎「荷風の昭和」(「波」新潮社7月号)より。

424月にはアメリカの爆撃機が本土5都市に爆弾を落としている。池澤「また会う日まで」より。

7.4 「朝日歌壇」より。

〈棚に本積まれ積まれて黴の部屋 (名古屋市)中野ひろみ〉

7.6 かかりつけ医でワクチン接種1回目。当院65歳以上の予約は71日開始だったが、2日神戸市新規受付停止により、現在予約はストップしているそう。政府は接種1100万人達成とか職域接種とか言いながら。

姉孫と接種ごっこ。両腕を6回ずつつねられる。ヂヂバカちゃんりん。

7.7 大雨の七夕。旧暦で会おう織姫彦星。

姉孫はママとたんざくを書いた。「いっぱいたべるよ あそぶよ」。

 絵本は、『うたの絵本6 はる・なつ・あき・ふゆ』初山滋・絵(リブロポート、1985年)

 


 積ん読に雨漏ってくる早う読め (よ)

 


(平野)