■ 佐藤ジュンコ 『月刊佐藤純子』 ちくま文庫 950円+税
丸顔というより、おむすび顔のイラストレーター。書店員時代からイラストエッセイフリーペーパーを配っていた。2012年単行本をメディアデザインより出版。現在はプロとして雑誌や新聞、WEBで連載中。自著ほか、人様の本の挿絵も担当。
帯のイラストからセリフだけ紹介。
(通りがかりの婦人)「あなた、もしかして、よくマンガ載ってる?」
(ジュンコ)「はい…」(恥ずかしそう)(婦人、お連れに)「ほら、あの漫画の! 顔そのまんまよ!」
(お連れ)「ああ夕刊の」
(ジュンコ)「そのまんま…」(呆れ顔)
解説の南陀楼綾繁さんも心配している。
《うらわかい女の子が南伸坊や花森安治(旧制松江高校時代の写真は激似!)にたとえられるのは、不憫でたまりません。》
(平野)
私の「しょーもないこと言い」はいつものこと。著者の本名は私の高校時代の三回目の初恋の人と同姓同名同漢字。よくある名前と言われれば、そうですけど。『みやぎ手仕事めぐり』(荒蝦夷、2010年)を読んで、ミニコミ『ほんまに』に寄稿してもらった。