3.17 彼岸の入り、早めに墓参り。午後買い物、デパート休み。予告あったのに、アチャー。元町駅前で「BIG ISSUE 379 “移民社会”を生きるヒント」。
ポール・ヴェルレーヌ『呪われた詩人たち』(幻戯書房)。原著初版は1884年、新版1888年。登場する詩人は6名。ヴェルレーヌからも文学からも去ったアルチュール・ランボー、同時代の代表的詩人ステファヌ・マラルメ、19世紀前半の女性詩人マスリーヌ・デボルド=ヴァルモール、作家ヴィリエ・ド・リラダン、1冊の詩集を残して無名のまま生涯を終えたトリスタン・コルビエール、それから「哀れなルリアン」=ヴェルレーヌ。未知、無名、無視、隠れた存在、みんな評価されていなかった詩人たち。
〈波風を立てないためには「絶対的詩人たち」と名付けるべきだった。だが近頃は平穏無事など三文の値打ちもないうえ、『呪われた詩人たち』というタイトルは、筆者が抱く憎しみと、またこれは確実だが、ここに語られる「全能者」の生き残りたちが抱く憎しみ、優れた読者の蒙昧な大衆に対する憎しみに釣り合うという面がある――憎しみを投げ返す手ごわい軍隊(ファランクス)である。〉
3.19 ギャラリー島田DM発送手伝い。コロナ影響で休廊中、スタッフさんは総出で書庫・倉庫の整理。
3.20 映画「マルクス・エンゲルス」(2017年、フランス・ドイツ・ベルギー合作)、神戸映画サークル協議会主催、兵庫県民会館。ふたりの出会いから『共産党宣言』誕生まで。鑑賞者に若者の姿なし。
■「上村亮太『アネモネ戦争』出版記念展」 ギャラリー島田
3月28日~4月15日
http://gallery-shimada.com/?p=6797