5.11 訃報。ノッポさん・高見のっぽ。ハードボイルド・原尞。
5.12 ヂヂババ、孫に会いに行く。まず神田明神にお江戸入りのご挨拶。4年ぶりのお祭り、氏子さんたちが準備中。
通りすがり太田姫稲荷神社にもお参り。本屋さんは覗くだけ。
以前「本の雑誌」(2022.11月号)の神保町珈琲店案内写真で見た「海文堂」の文字を探す。1階はコインランドリー、2階「オトナリ珈琲」。まだ開店していなかった。建物は今も海文堂の持ち物なんだろうか? 神田神保町2丁目、白山通りを西に入ったところ。
うろうろして昼ご飯食べて娘の家に向かう。ちょうど姉孫が幼稚園から帰って来る時間。妹は昼寝から覚めて、LINE電話で見るヂヂババと現物が結びつかず、しばらく固まる。10分ほどかかる。
5.13 娘一家、息子と昼食。月末で2歳になる妹孫のお祝い。妹は息子の顔見てまた固まる。プレゼントもらったらほぐれた。
娘・孫たちと別れてヂヂババ息子神宮球場野球観戦、燕組対竜組。村神様二点本塁打二本、燕快勝。ビニール傘振って東京音頭大合唱。
5.14 上野、ヂヂババ「マティス展」、ヂヂひとり「帝国図書館展」。銀座で合流、ご飯食べて買い物して帰宅。ヂヂババ休日終了、「やすみははよおわるなあ~」。
■ 長尾宗典 『帝国図書館――近代日本の「知」の物語』
中公新書 920円+税
1872(明治5)年、文部省が湯島聖堂に「書籍館」(しょじゃくかん)を開設。日本初の近代図書館誕生。東京書籍館、東京府書籍館、東京図書館(のち上野)と移り変わり、1897(明治30)年、上野に帝国図書館設立。
国立図書館として「内外古今の出版物をできる限り広範囲に収集し、後世に残していくための保存の機能と、それを利用して国民の知識・教養の向上を図っていくという提供の機能の両立」を追求してきた。「東洋一」をめざしてきた。しかしながら、予算不足、書庫・閲覧室狭く、資料多く、利用者は長時間行列。「近代国家」「知」「文化」と言いながら、予算は戦費優先。関東大震災被災、太平洋戦争時には本の疎開もあった。戦後、国会図書館に統合。
歴代の館長はじめ司書・職員の努力、苦労があった。一方、一般市民は図書館をどのような施設と見ていたか、利用していたか、にも目を向ける。利用者の増減やマナー、図書館に通った若き日の作家たち、利用者と職員とのエピソードも。
上野の図書館は現在「国立国会図書館 国際子ども図書館」。明治の建物を保存・活用して、当時の雰囲気を残す。
(平野)中島京子『夢見る帝国図書館』(文藝春秋、2019年、現在文春文庫もあり)が面白い。