2025年8月3日日曜日

『神戸元町ジャーナル』 その10

7.26 花森駐在。思想研究ムラ先生、映画サークル代表シオさん、製本カクさん、古書波止場さん、カフェさん、海文堂時代からお世話になっている皆さん来店。差し入れいただき、おしゃべりして、写真撮って、ワイワイ。

7.27 「朝日俳壇」より。

〈短夜にいくつも読めてO・ヘンリー (甲府市)村田一広〉

 花森にて。現店主、前店主の人柄と人脈でいろいろな方にお会いできる。本好き・古本好き、多種多様なアーティスト、飲食業の人、謎の人……。ヂヂイの交際範囲は狭い、せんま~い。

7.28 花森書林でのイベント、無事終了した模様。猛暑の中、来店してくださった皆様、ありがとうございます。花森店主、関係者皆様にもお礼申し上げます。

7.31 みずのわ社主から「神戸新聞」8.2書評欄に紹介記事掲載の連絡あり。関係者にメール。ジュンク堂書店二店に行ってお知らせ。センター街のお店レジにちょうど旧知のタガさんがいて挨拶。本日で定年退職と伺う。長い間お疲れ様でした。

花森書林に展示した海文堂資料引き取り。ちょうど店主に福岡アリスから電話入り、アリス資料を預かる。その時いらしたお客さん、ヂヂイの記憶に間違いなければ小学校の同級生。名前も覚えているが、声はかけなかった。60年前のこと言われても多分迷惑でしょう。

 別の小・中学校同級生が大分から拙著の感想とお菓子送ってくださる。感謝。

8.2 「神戸新聞」読書欄で『神戸元町ジャーナル』紹介いただく。評者は報道部・田中真治氏。「土地の記憶、鮮烈な光と影」の見出し。元町の華やかな記憶=「光」と破局に至る大日本帝国の歴史=「影」。

〈光が強いほど、陰影もまた深い。〉

 編輯者作成の膨大な索引にも触れてくださっている。さらに神戸書店史と震災のことも。ヂヂイの貧しい表現をまとめてくださった。ありがとうございます。



 NR出版会事務局くららさんから「NR出版会新刊重版情報」596届く。ヂヂイに自著紹介の機会を与えてくださった。全国の書店員さんに向けてPR。たくさん送ってもらったので、本屋さんに配って歩く。



 さんちかタウンの古書市を覗く。旧知の店主さんお二人に挨拶。『聞き書き 神戸と文学』(神戸「人とまち」編集室、1979年)購入。

(平野)

2025年7月29日火曜日

神戸元町ジャーナル その9

7.21 午後花森書林出勤。書店員マスさん来店。アーティストMさんも。福岡アリス提供画像と音源再生。2013年海文堂閉店前のラジオ関西放送のインタビューがあった。「時間です! 林編集長」(2013.9.25 「神戸の海文堂書店 9月末閉店」)。これは初めて聴く。福岡店長が閉店の思いを語り、お客さんの声も紹介。ちょうど「成田一徹遺作展」を開催して、成田夫人もインタビューに応えてくださっている。同番組は20203月終了。

7.24 花森出勤。「毎日新聞」神戸・阪神版に『神戸元町ジャーナル』紹介記事。花森店主掲示してくれている。ネット版有料記事、少しだけ読める

https://mainichi.jp/articles/20250724/ddl/k28/040/132000c

 


 本日来店一人目のお客さん、お買い上げありがとうございます。

 海文堂閉店当日、店長挨拶を真横から見ておられたという方は、今日たまたま出かけて来て、たまたま毎日新聞買って、たまたま開いたページが拙著記事だったそうだ(ほんま~?)。ドイツ在住の漫画家さん、里帰りでご来店。

7.26 花森駐在。思想研究ムラ先生、映画サークル代表シオさん、製本カクさん、古書波止場さん、カフェさん、海文堂時代からお世話になっている皆さん来店。差し入れいただき、おしゃべりして、写真撮って、ワイワイ。

7.27 「朝日俳壇」より。

〈短夜にいくつも読めてO・ヘンリー (甲府市)村田一広〉

 花森にて。現店主、前店主の人柄と人脈でいろいろな方にお会いできる。本好き・古本好き、多種多様なアーティスト、飲食業の人、謎の人……。ヂヂイの交際範囲はせま~い。

7.28 花森書林でのイベント、無事終了した模様。猛暑の中、来店してくださった皆様、ありがとうございます。花森店主、関係者皆様にもお礼申し上げます。

(平野)

2025年7月21日月曜日

神戸元町ジャーナル その8

7.20 ヂヂイ72歳誕生日、孫からボイスメールやらスタンプやら着。ありがと。

「朝日俳壇」より。

〈積ん読の山積み直し夏休み (高岡市)池田典恵〉

 午後、元町のこうべまちづくり会館でトーク会。

〈『神戸元町ジャーナル――通り過ぎた人々、喪われた街』(みずのわ出版)刊行記念 座談会 神戸元町を語る 1970年代から2013年へ〉 うみねこ堂書林主催

出席者 小林良宣、福岡宏泰、平野義昌(元海文堂の爺ちゃんズ)

 会場が参議院選挙のため広い部屋を使えず、皆さんには窮屈な状態でした。業界飲み仲間や友人、職場の先輩、うみねこ堂の顧客さんら30名を超える方々が参加してくださいました。約2時間、爺ちゃん3人がそれぞれの元町の思い出、海文堂とお客さんや著者との交流を語りました。最後に福岡さんから20日が私の誕生日であることを発表すると、参加者のの様から花束(自宅で栽培)をいただく光栄にあずかりました。会終了後の飲み会(赤松酒店)でも、ハッピーバースデー合唱とケーキのろうそく吹き消しのドッキリ。皆々様のお心遣いに大感謝です。

 参加者の中に元書店員・ヤマ君がいて、名乗られるまで分からず。風貌がやせ型だったのにぶっとく変化しておられる。海文堂PR誌「ほんまに11号」(2010年、くとうてん)の特集〈10年後も本屋でメシが食えるのか〉に登場してくれた時は20代半ば。再会懐かしく嬉しく、感激いたしました。



(平野)

 

2025年7月20日日曜日

奇のくに風土記

7.19 参議院選挙期日前投票してから花森書林に出勤。海文堂ファンの皆さんが続々来店される。ありがとうございます。海文堂閉店の日、店長挨拶時の写真に写っている方がいらした。飲み仲間・みのさんは5年ぶりくらい。尼崎の古本屋さんから拙著購入を依頼された方、ご苦労様です。サインして、記念写真、結構忙しい。常連しまきよさん、ご機嫌悪い。花森だるまちゃん家族にも久しぶりに会えた。

 東京版元友人が新刊を送ってくださる。台湾の歴史・文学・伝承研究書。深く感謝。

 

 木内昇 『奇のくに風土記』 実業之日本社 2000円+税



 幕末紀州藩の本草学者・畔田翠山(くろだ・すいざん、17921859)の若き日の姿を描く時代小説。

畔田十兵衛は下級藩士の生まれ。藩医・小原桃洞(おはら・とうどう)に本草学を学び、藩の薬園管理を手伝う。十兵衛は植物と語らうことはできるが、人との付き合いは苦手。桃洞の孫・良直(よしなお)は年下ながら十兵衛にちょっかいを出し、塾生や他の学者とも交わるように促す。

 早朝、十兵衛は一人採集のため山に入る。背中から物音、熊か? 熊笹の隙間から緑色の目が覗いている。お互いに「やっ」と大きな声をあげてしまう。相手が出てきた。

〈十兵衛は声を吞む。/天狗(てんぎゃん)だ。(略、修験者のような姿、手にヤツデを持つが、背丈は十兵衛より小さく、顔もあどけない)/「おめには、おらが見えるか」/天狗がやにわに訊いてきた。ひとつ唾(つば)を飲んでから十兵衛が頷(うなず)くと、「そうか。おらが、見えるだか」(後略)〉

天狗は自分が十兵衛にどう見えているのか気にする。この山が「紀(き)様」の山で、かの方を慕うさまざまな生き物が棲みついている山、と説明。十兵衛は珍しい草木を持ち帰って師匠に見せたい、と打ち明ける。天狗は楠にまとわりついている蔓を手渡し、雨が降るから早く下山せよ、と促す。天狗は大男に変じていた。

以来、十兵衛の前に草花の精が現れたり、葛の蔓から亡父が降りてきたり、不思議な出来事が起きる。

 紀州の博物学者といえば南方熊楠を思い浮かべる。両者に直接つながりはないが、フィールドワークや書誌編纂など博物学者のスタイルは共通。

(平野)

2025年7月17日木曜日

神戸元町ジャーナル その7

7.15 神戸新聞朝刊に、花森書林開催の出版記念展 『神戸元町ジャーナル――通り過ぎた人々、喪われた街』(みずのわ出版)、うみねこ堂書林主催〈座談会 神戸元町を硬る0年代から2013年へ〉紹介記事。ネット版は有料記事ゆえ、少ししか読めない。

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202507/0019227929.shtml

 ギャラリー島田〈出版記念展 『神戸元町ジャーナル』とその周辺〉は最終日。元町アーティストは2日連続坂登り。のの様は自転車乗って。画家さんたちは出展品引き取りに来廊。ご来場くださった皆々様、ありがとうございます。出展の皆様、ギャラリースタッフさん、ありがとうございます。

 

7.17 みずのわ社主から林哲夫さんブログに紹介記事ありの連絡。ヂヂイが触れて欲しい箇所をずばっとあげてくださる。感謝いたします。

https://note.com/daily_sumus/n/na2c5ef051d6b

 雨小やみになったのでギャラリー島田まで資料引き取りに行く。本屋さんを回って、ブログ紹介記事を渡す。一旦帰宅、昼飯。大雨に降られて花森書林。本日よりイベント開始。







 いまとなっては懐かしい「海文堂書店」閉店時の映像あり。「神戸新聞」7.16のイベント紹介記事も飾ってくださった。

 本を送った人たちから丁寧な礼状たくさん。ありがとう。

(平野)

2025年7月15日火曜日

荷風の昭和 後篇

7.13 本日はみずのわ出版・柳原一徳社主のトーク。先週別の会場で3時間話したそうだが、ここでは時間制限あり。当然著者=私への叱言・悪口・恨み節炸裂と思われたが、かなり抑えて語ってくれた。彼が大変な知力・労力・時間を負担してくれたことは間違いない。ギャラリー島田社長と彼に深く感謝する。会場では、拙著登場の詩人とその兄それぞれのお孫さんが対面。ン十年ぶりの再会で、お話盛り上がっていた。

7.14 職場の先輩が20日トーク会に参加希望。仕事仲間には知らせていないけれど、この方は本好きで私の経歴もご存知。

 

 川本三郎 『荷風の昭和 《後篇》 偏奇館焼亡から最期の日まで』 新潮選書 2600円+税



 空襲で永井荷風は自宅・偏奇館と蔵書を失う。中野区、明石、岡山……、避難先・疎開先でも空襲に悩まされる。友人や地元の人たちが支えてくれる。戦後、熱海から市川に居を移す。高齢者・荷風には戦災のトラウマか、奇人・変人の行動が現われ、親戚や友人が離れてしまう。孤高の高齢者生活ながら、経済的には裕福。世話してくれる人たちもいる。戦中体制に協力しなかった荷風には作家の仕事が殺到する。権威を嫌い、占領下の民主主義にも距離を置き、市井の男女の愛情物語を書き続ける。浅草の踊子や芸人との交友を楽しむ。1959(昭和34)年430日、家の手伝いに来てくれていた福田とよが荷風が亡くなっているのを発見。死因は胃潰瘍による吐血のために窒息死、本名壮吉。

 荷風の日記・著作を繙き、彼の生涯と文学、時代、東京の風景、風俗、文化を解説。

 荷風の作品が好色とされ、荷風自身も女性好きとされるが、あまりに表面的な見方。

〈荷風は確かに女性を愛した。それは好色というのとは少し違う。女性の持つたおやかさ、美しさの文化をこそ愛した。それは軍人に代表される猛々しく、武張った権力の対極にあるものだった。/軍国主義の時代が息苦しくなるなかで、荷風が玉の井の娼婦や浅草の踊子たち、あるいは戦後の浅草のストリッパーたちと交流したことは、柔らかで優しい女性文化への愛情から生まれたものといっていい。生涯、女性たちを愛し続けた荷風は、軍人たちの武に対し、女性たちの美にこそオマージュを捧げた作家だった。(後略)〉

(平野)

 

2025年7月12日土曜日

神戸元町ジャーナル その6

7.7 昨日のトーク会でのこと書き忘れ。うさこちゃん、友人たちから差し入れたくさんいただきました。感謝感謝。日時間違えて欠席の不届き者から詫びメール。



 朝、新聞社の取材、花森書林にて。ありがとうございます。

 平日はお客さん少ない。暑いし。それでも通りがかりの方が数名入ってこられた。

7.8 今回の出版実現の恩人とお会いする。猛暑なのに杖を突き突き来廊くださった。御礼。

今日も花森で取材を受ける。ネットニュースの記者さん。暑い中、本日3件目の取材だそう。無理やり、ギャラリー島田も、と頼んだところ、なんと店主と一緒に坂を上って来てくださった。ギャラリースタッフも大喜び。仕事が早い人。海洋画家夫妻、古本の強者もご来場。ありがとう。

              

7.10 元町商店街事務局寄って、知人の店や事務所を回って、ギャラリー島田。途中セ~ラ編集長に会う。後から坂を登って来てくれる。

7.11 職場会議で、マンション早退。みんな猛暑に降参気味。倒れないようにしましょ。

先日取材受けたネットニュース、アップされました。ありがとうございます。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ed683de960e4981893df4b7ee36dc337c717613c

 

 出版協力者に少しずつ謹呈本を送っている。到着・お祝いメッセージ届く。

孫からも祝いのボイスメール。




(平野)

2025年7月7日月曜日

神戸元町ジャーナル その5

 7.6 〈出版記念展 『神戸元町ジャーナル』とその周辺〉

ギャラリー島田 75日(土)~715日(火) 9日休み

 14時からお隣の会場〈武内ヒロクニ展 俺の魂のハートのクィーンを!〉でイベント。

「異端の画家」と呼ばれるロックなアーティスト(もうすぐ88歳)のトーク会。会場に坐っておられるだけで絵になるし、来場者納得する。元書店員ヂヂイには叶わぬ存在感、生き様。

 続いて16時からヂヂイのトーク。猛暑の中、みんな倒れずに来てくれました。友人夫妻、飲み仲間、海文堂のお客さん、図書館員さん、それから武内トークから続いて参加の方も聴いてくださった。書容設計・通称「ブッダハンド」氏も駆けつけてくださった。ギャラリースタッフ・山さんのリードで話したけれど、レジュメに書いていたことの半分くらい話し忘れている。労働争議の写真人物のことや人口増大の食と住の問題起源など。

 福岡アリスが〈うみねこ堂書林〉イベントの宣伝物持ってきてくれました。感謝。


 ヂヂイ三人が元町のこと、作家と海文堂のことをしゃべります。たぶん脱線すると思います。

(平野)

 

2025年7月6日日曜日

神戸元町ジャーナル その4

7.5〈出版記念展 『神戸元町ジャーナル』とその周辺〉開幕

ギャラリー島田 75日(土)~715日(火) 9日休み

本日16時より平野トーク会です。暑いですが、よろしくです。

 






 花森書林イベントの案内DM完成。

出版記念展 『神戸元町ジャーナル――通り過ぎた人々、喪われた街』(みずのわ出版)  717日(木)~28日(月) 2223日定休日

海文堂書店の資料・記録を中心に構成。



https://hanamorishorin.com/

(平野)

 

2025年7月4日金曜日

神戸元町ジャーナル その3

7.1 午前中、花森書林イベントについて新聞社の取材。一旦帰宅して、晩ご飯の準備。午後はギャラリー島田でトーク会の打ち合わせ。夜、福岡アリス酔っ払い電話、イベントとその後の飲み会相談。皆さんの応援ありがたく。

7.4 本到着。立派な本になりました。





表紙写真 「相尅」安井仲治 1932/2004(名古屋市美術館)

書容設計:扉野良人

みずのわ出版Webサイトをご覧ください。

https://mizunowa.com/pub/862/

 

明日7.5(土)より〈出版記念展 『神戸元町ジャーナル』とその周辺〉開催。

ギャラリー島田にて。

https://gallery-shimada.com/cn1/2025-06-192.html

(平野)

2025年6月29日日曜日

荷風の昭和 前篇

6.22 テレビニュース番組のスポーツコーナー中、速報。アメリカ合衆国大統領がイラン核施設攻撃公表。自国の軍隊を讃美し、「今こそ平和のときだ!」とは。狂気!

「朝日歌壇・俳壇」より。

〈広辞苑次期改訂で載るだろうミスターの項に長嶋茂雄と (つくば市)小林浦波〉

〈ほんじつも館内まはり一万歩達成したり司書とふ仕事 (長門市)松岡加恵〉

〈父の日や仕舞ひしままの資本論 (大和市)岩下正文〉

垂水と板宿の懇意の本屋さんに営業。万が一客注あがればよろしく、と。

6.24 孫電話。妹、最近はウインクが得意。右を瞑るのだが、口ひん曲げて歯をむき出す。お笑い系。姉は読書集中、ときどき顔出し。こちらは乳歯生え変わりで、あっちこっち歯なし。

6.26 これまでのところ古本屋さんが積極的に注文くださり、イベントも考えてくださっていた。新刊本屋さんからも注文いただき、感謝です。協力なんでもします。裸踊りはできませんが、一曲歌うくらいなら、やります。

6.28 古本屋さんが宣伝DM作ってくださる。出来上がりが楽しみ。

 

 川本三郎 『荷風の昭和《前篇》 関東大震災から日米開戦まで』 新潮選書 2600円+税



 作家・永井荷風(18791959年)は肉親と離れ、家庭は持たず、職に就かず、文壇から距離を置き、世捨て人のように生きた。気の合う友と語らい、日陰の女性たちを愛した。日記「断腸亭日乗」に日常を丹念に記録した。関東大震災からの復興、テロ・軍部の横暴、カフェや遊郭の女性たちとの交際。書物を愛し、世の中の動きに目を配り、街を歩き東京の移り変わり、市井の人たちの暮らしを書き記した。自由な生活と創作に戦争が忍び寄ってくる。

 昭和16116日の記述。

「風なく晴れてあたゝかなり。炭もガスも乏しければ湯婆子(ゆたんぽ)を抱き寝床の中に一日をおくりぬ。(中略、物資窮乏、以前は外食だったが自炊)始はもの好きにてなせし事なれど去年の秋ごろより軍人政府の専横一層甚しく世の中遂に一変せし今日になりて見れば、むさくるしく又不便なる自炊の生活その折々の感慨に適応し今はなかなか改めがたきまで嬉しき心地のせらるゝ事多くなり行けり」

 それなりに楽しんではいる。

(平野)

2025年6月21日土曜日

神戸元町ジャーナル その2

拙著、印刷開始。

表紙の写真。安井仲治「相尅」 1932/2004(名古屋市立美術館蔵)

 


『神戸元町ジャーナル 通り過ぎた人々、喪われた街
Motomachi  Journal, KOBE
- Those who Passed by, the City That was Lost -
 』
2025年(明治158/ 大正114/ 昭和100/ 戦後80年)
7
25 初版第一刷発行
本文執筆:平野義昌
写真構成・年譜執筆・索引編輯・校閲:柳原一德
挿画:林 哲夫
表題英訳:菊地利奈
書容設計:扉野良人
出版助成:公益財団法人 神戸文化支援基金
発行者:柳原一德
発行所:みずのわ出版
 〒742-2806
 山口県大島郡周防大島町西安下庄 庄北2845
 TEL/FAX
0820-77-1739
 mailmizunowa@osk2.3web.ne.jp
 URLhttps://mizunowa.com/
印刷:株式会社 山田写真製版所
組版・DTP:井村絵里子・薮中美智代
制作管理:石坂隆行
プリンティングディレクション:黒田典孝
製本:株式会社 渋谷文泉閣
平野義昌・柳原一德, 2025
ISBN978-4-86426-054-1 C0095
JASRAC
2502302-501
日本製

 

イベントも決定。まず、ギャラリー島田にて。

『神戸元町ジャーナル』とその周辺

75日(土)~15日(火) *9日(水)休廊


 

(平野)