2.27 「朝日新聞」(大阪本社版夕刊2.27)一面、大阪梅田の「清風堂書店」閉店のニュース。大阪メトロ東梅田駅近く、人文書・教育書を揃え、「ヘイト本を置かない本屋」。入居ビルの建て替えに伴う立ち退き。移転だと家賃が現在の倍以上になるそう。今後は出版を主軸に経営する方針。
孫動画着。姉が感情込めてピアノ弾く。カメラの前を妹がしゃべりながらドスドス通る。ミスハワイさんの「あ〜いやー!」みたい。昭和人しかわからんか?
3.1 図書館のち、海文堂じいさん飲み会。コバさん、福岡アリス、ゴットさん。皆年取ったが、それなりに元気。でないと飲めない。じいさんたちの話題は持病に薬、仕事や余暇など。SNS批判や国際的な右傾化批判も。再会を約束、それまで生きいよ~。
孫たち遅まきながら七五三お参り。昨秋来、晴れ着の準備をしていたものの、なんやらかやら都合つかず、ようやく。写真送られてきて、二人共着物姿もかわいい。ヂヂババチャンリン。
「BIG ISSUE」498号、特集〈タネをまく動物たちの秘密〉。
3.2 「朝日歌壇」より。
〈レジ待ちの列長ければこの本屋消滅せぬと思えて嬉し (横浜市)杉本恭子〉
テレビの演芸番組、ゲストが歌舞伎役者・尾上右近。名優・六代目尾上菊五郎(1885~1949年)の曾孫にあたる。右近は、曾祖父の映像「新歌舞伎十八番之内春興鏡獅子」(1936年、小津安二郎監督)を見て歌舞伎の道を志した、と語る。
ジャン・コクトー来日時(1937=昭和11年)、六代目の「鏡獅子」を観覧。その感動を、
〈「あの大きな毛筆で。あの舞踊の無言の歌詞を書いてゐるやうに私には思はれる。」と表現してゐる。〉
六代目の楽屋を訪ね、
〈――あなたの『鏡獅子』を見るだけで、フランスからわざわざやつて來たとしても、僕は悔いなかつたと思ひます。〉といふ言葉で賞めた。〉
堀口大學「コクトオの見た日本」(『堀口大學全集6』小澤書店1982年)より。
3.3 税務署に確定申告書類提出。今年は少額ながら還付あり。ひな祭りの寿司買って帰る。
孫七五三写真続々着。かわいくて愛らしくて見せびらかしたいけれど、自重。ひとりニンマリ、ヂヂバカちゃんりん。
3.5 砂原浩太朗『雫峠(しずくとうげ)』(講談社)。架空の藩・神山藩を舞台に、下級武士の勤め、重役間の確執、藩主の覚悟などを描く短篇集。町の盗人も登場。表題作は足軽の家から上士に婿入り・嫁入りした義兄妹の悲劇。神山藩は、「日の本有数の大藩から分かれた家」で自然豊かな雪国、江戸から参勤交代なら14泊15日、急いで7日強の距離。
(平野)