いただきものから
(その1)
本屋さんで出版社のPR誌をいただく。なるべく同時に本を買うようにしている。買いたい本がなくてPR誌だけいただくときは丁重にお礼を申し上げる。欲しい本があってもPR誌がある日に買うこともある。小心者。『scripta』(紀伊國屋書店出版部)は梅田に出たときに紀伊國屋でいただいた。すみません、手元不如意で本は買えなかった。
同誌連載、都築響一「ROADSIDE DIARIES」は全国のアートイベントを訪ね歩き紹介する。神戸の「下町レトロに首っ丈の会」が登場する。6月に開催した〈おかんアート展〉のためのトークイベントを取材。
《地元神戸で長らく「おかんアート」の採集、記録活動を続けている「下町レトロに首っ丈の会」が主催する展覧会だ。「下町レトロ」は建築家と駄菓子屋経営(!)という、ふたりのアクティブな女性が中心となって活動するフィールドワーク・ユニット。ぼくとはおかんアートを介した同志のようなものだと思っているので、久しぶりに会えて、最新の成果を見せてもらえて、すごくうれしい! 会費制だったけど、ワンドリンクに加えて「1おかんアート」付き! さらに「ヒョウ柄を着てくると2おかんアート」付き! なぜ!?(笑)》
打ち上げの〈スナック・ボイーン〉のことまで報告。
10.16〈勁版会〉例会(平野がゲスト)にて、しろやぎさんから神戸新聞掲載の同嬢執筆「本屋の日記」と「書評」コピーをいただく。
「日記」は、シルバーウィーク中の仕事の話。時代小説お求めのお客さんおふたり。
ひとりには別の著者を案内してしまっておわび、ご希望の本=澤田ふじ子は取り寄せもできなくて再度おわび。それでも、お客さんは好みの小説の話をしてくれ、飴ちゃんまでくださる。ああ、大阪のおばちゃん(しろやぎさんはご婦人とは書いていないが)。
もうひとりは、藤沢周平の文庫をお探し。ネットで在庫確認のうえ来店されたが、あいにく売れてしまっていた。ケーブルテレビでドラマをしているそう。「オレみたいなやつがおるんやなあ」と怒らずにおっしゃる。
《「いい人は本屋にいる」、そんな気がする秋の一日。》
しろやぎさんのつぶやきは詩。「書店員詩」。
10月18日(日) 兵庫区平野の祇園神社〈秋の縁日〉開催
祇園神社は平清盛ゆかり。7月の夏祭りは恒例だが、縁日は初めて。地域の人たちによる手作りの催し、露店や整体、マッサージ、アフリカ郷土料理、インド音楽ライブなど。午前9時から午後4時半まで。
近辺には古本屋さんが3店舗ある。良い休日が過ごせるはず。私の個人的期待。(平野)