2020年5月14日木曜日

稲垣足穂詩文集


5.10 花森書林からハガキ。埼玉県の俳人(神戸元町出身)から「花森通信」の問い合わせがあり送付したそう。先方から礼状と共に句集や文集が送られてきて、店主喜ぶ。営業再開はもう少し先のよう

5.11 勤務先の野鳥の巣、ほぼ完成のよう。鳥の姿はほとんど見ることができない。用心深いのに人間のそばで巣作りしているのが不思議。いつやっているのか。長い紐に小枝や蔓を絡め、紙やセロファンも利用。ナチュラリストの方には珍しくもないのでしょうが、下町育ちのヂヂは感動。そういえば30年ほど前、2年続けて家の軒先に燕が巣作りしたことがあった。

 

 フェイスブックの「7日間ブックカバーチャレンジ」で紹介した本、つづき。絵本のつもりがだんだん怪しくなった。
 
 

4)五木寛之・伊坂芳太良『奇妙な味の物語』 ポプラ社 2009


5)妹尾河童『河童が覗いたトイレまんだら』 文藝春秋 1990
 
 

6)赤瀬川原平『櫻画報大全』 青林堂 1981年第2


7)『堀内誠一の空とぶ絨毯』 マガジンハウス 1989

 

5.12 三宮の本屋さんで文庫2冊。

5.13 野鳥の巣、2日前よりも進行しているが、相変わらず鳥は見えない。
 
『稲垣足穂詩文集』読む。足穂は西脇順三郎の詩論、「詩というものの秘密は、互いにかけ離れたもの、正反対のもの、意想外なもの同士の連結」を引く。ボードレールのスミレとパン、ロートレアモンの解剖台上のコーモリ傘とミシンなど。足穂は人間と天体、「一千一秒物語」。

〈……お月さんとビールを飲み、星の会合に列席し、また星にハーモニカを盗まれたり、ホウキ星とつかみ合いを演じたりするのである。〉

 自分がつづってきたのは、すべてこの「一千一秒物語」の解説に他ならない、と。

 二子玉川「本屋博」実行委員長・北田さんから冊子・資料をいただく。感謝。

(平野)