5.2 連休始まる。家の片付け、粗大ゴミ処分。机周りは手付かず。手付けられず、が本当のところ。花壇のさくらんぼ、色づいたの少し摘む。
さくらんぼ鳥に遠慮の七つ八つ (よ)
三宮ブックスは外商のみ、社長は80歳を超えても現役書店員、配達に回る。本日発売雑誌の余分がないか訪ね、久々に社長と歓談。外商先も休業多く、営業継続でも衛生上お客さんに読んでもらうのを中止して、購買減少の由。本屋さんがほとんど閉まっているので、電話での問い合わせが多いそう。社長は自店は外商のみと断って、よその店舗を紹介している。私がいる時にもかかってきた。
三人組が兵庫の自慢話をする。酒がうまい、魚がうまいなど。それに芝居。
「……日本国中、兵庫を知らん処があるかい、いつぞや見た清盛さんの出てくる芝居、関所のとこで、兵庫の者じゃ御免なんせ、ちゅうてシュッと通るとこ、胸がすっとしたぜ……」
米朝が橘ノ圓都(明治から活躍、多くのネタを現代に伝えた。神戸出身)にこの芝居について訊ねた。平清盛兵庫築港の松王伝説を題材にしたもので、神戸に来た一座がよく演じたそうだ。難工事、陰陽師が占うと人身御供必要の卦。往来する旅人たちが捕らえられ、30人。30人目の男の息子が松王。松王は父親を含め30人の代わりに人柱になると申し出る。
松王は讃州香川城主の子で清盛の近習と言われている。米朝は、古代の防人伝説と結びつけられたという説も紹介している。清盛は松王供養のため兵庫津に「来迎寺」を建立。現存。
米朝は本文執筆当時芝居のくだりは省いていたそうだが、YouTubeでは聴ける。
須磨寺のお坊さんが相撲取りになったという話も出てくる。
(平野)