2021年9月9日木曜日

追悼 長谷川郁夫

 9.4 朝日新聞に内橋克人訃報。神戸市出身、元神戸新聞記者、「匠の時代」「共生の大地」の人。

 図書館、神戸小学校歴史調べ。1934年開校50周年寄付者名簿の元・栄・海(元町通、栄町通、海岸通)3丁目に海文堂書店創業者・賀集喜一郎を発見。他に凬月堂、見田時計店、奈良山洋服店の店主も。

 9.6 仕事休日。元町事務局に原稿を届ける。神戸小学校ゆかりの作家を取り上げるつもりで調べ出したら、この人が校歌作詞者で、校歌、学校史と遡ってしまう。作家のことは先になりそう。

同事務局・(岩)編集長担当『神戸 はじまりの街づくり――30年の軌跡――(非売品)をいただく。「みなと元町タウン協議会」は元町商店街と地元自治会、企業により結成、地域のまちづくりに取り組む。その30周年の記録。設立のきっかけはパチンコ店出店だった。その後の阪神淡路大震災、人口減少、産業構造変化、マンション増加、店舗の進出・撤退、コロナ禍。街は刻々変貌している。

 


 本屋さん、愛読コミックが先月と先々月に出ていた。棚を見ていたつもりだけど、キャッチ力なし。2冊一挙に読めるならよい。

 9.8 「朝日新聞」の追悼記事、日本の歴史家(色川大吉)とフランス俳優(ジャン・ポール・ベルモンド)が並ぶ。

姉孫はコロナ対策で幼稚園隔日登園、きっと退屈しているはず。妹孫は生後100日を迎えた。寝返りをしようとするが、お尻が重たいらしい。あわてんでいい。ヂヂバカチャンリン。

 『Editorship 6 特別号 追悼 長谷川郁夫』 

日本編集者学会発行 田畑書店発売 1800円+税



 長谷川郁夫(19472020年)は学生時代の1972年に小沢書店を創業。立派な装幀の文学書を出版。2000年、残念ながら倒産。長谷川は作家になり、主に出版人、文学者の評伝を手がけた。日本編集者学会を設立。昨年5月逝去。

 本書は追悼エッセイの他、単行本未収録の原稿、対談を収録。

 小沢書店刊行物、故人の著書とも、私が持っている本はわずかだが、命を削っての仕事だと思う。

(平野)