10.17 関東圏で続発している強盗事件、遂に犠牲者も出た。孫たちの住む地域でも被害あり、心配。
10.19 雨と風、これで季節が進むか。ギャラリー島田DM発送作業手伝い、買い物、図書館で資料コピー。孫姉運動会、あちらは晴天。
10.20 「朝日歌壇」より。
〈多摩緑道歩めばベンチの待ちてをり文庫ひろげて木蔭に憩ふ (小平市)真鍋真悟〉
「朝日俳壇」より。
〈読み終へるのが惜しき本秋の暮(くれ) (羽島市)緒方房子〉
ヤフーニュースにちくさ正文館・古田一晴さん追悼記事、フリーライター・大竹敏之。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7e913dce9421b082643d26a71f1c3824c9a56d82
文章を書いていても、日常生活でも、注意不足というか、どうしようもないミスをする。それを何度も繰り返す。自分でもアホ・バカ・間抜けと思う。このところ炊飯器の予約時間を続けて間違っている。年齢のせいばかりではないようだ。
■ 砂原浩太朗 『浅草寺子屋よろず暦』 角川春樹事務所
1700円+税
PR誌「ランティエ」連載(2023~24年)。
主人公・大滝信吾は浅草寺境内の子院で寺子屋を開いている。旗本の妾腹であることなど、話が進むうち素性や人間関係が分かってくる。子どもたちの悩み=親たちのトラブルを見過ごすことができず、解決に乗り出す。どれも裏社会に関わる、博打の借金、賭場の用心棒、みかじめ料など。寺僧を狙う仇討ちにも裏稼業が助太刀するが、信吾と兄(幕府御膳奉行)が治める。裏の元締めとっては小さな事だが、手下たちの面目がつぶれる。元締めとしてケジメをつけなければならない。信吾本人ではなく周りの人たちを困らせる。江戸の食料流通を止めて兄を窮地に落とし、長屋から住民を追い出す。
信吾と元締めの直接交渉。子どもたちと親、寺僧、実母、兄、幼なじみが駆けつける。元締めが出した和解の条件は、信吾が手下になるか、江戸を出るか。
信吾は賭場での一瞬の昂揚、裏社会への興味を正直に語る。元締めが「それこそが、あんたの居どころなんじゃねえのかい」と誘う。さあ、どうする、信吾。
(平野)