■ 『ほんまに』第15号 ゲラより (その3)
特集 新刊書店と本の話 〈街の本屋〉海文堂閉店に思う
『ほんまに』が誇るプロ作家陣。すんべて女性であるぞん。
○京都 漫画家G・Aさん
いつものように神戸散歩。港、レトロビル、甘いもん、そして、【海】。
F店長と握手して……涙。純情京女。
○宝塚 作家T・Kさん
なんと、【海】100周年の暁には“サンバ乱舞”のつもりであった。“サンバ”はしなくてもよくなったのだが、時折踊っている夢を見る。
ふっふっふ~、水面下で「100周年計画」が進んでいるのだよ。サンバ!
○東京 小説家A・Kさん
……失われたものは二度と戻らない。たとえスタッフが再結集して、別の場所に同じような店舗を構えたとしても、それは【海】とは別のものだ。……
○東京 作家N・Sさん
神戸の思い出は、学生時代ミュージシャンを目指した活動と、(【海】の屁のツッパリにもならん応援を受けた)作家活動。
○宝塚 N・Sさんの母上N・Mさん
本と亡くなった夫との思い出。
……だいそれた主義主張はない。私はただ、ずっと本が好きなだけだ。……
◇ 日記 12月2日 月曜日
三宮の区役所行って、新開地アートビレッジセンターで映画『世界一美しい本を作る男――シュタイデルとの旅――』。
トンカさんで、ちょうどいらしていた京都の古本屋さんを紹介いただく。【海】の思い出話を。昔から芸能・芸術棚に注目してくださっていたそう。
(平野)