■ 安水稔和 『杉山平一 青をめざして』 編集工房ノア 2010年6月刊
安水は1931年神戸市生まれ、詩人。詩集、評論集多数。神戸新聞の「読者文芸」選者を30年勤めている。本年6月、紙面に発表した随想を出版、『声をあげよう 言葉を出そう』(神戸新聞総合出版センター)。
本書は、詩人・杉山平一についての評論、講演、対談をまとめたもの。「青をめざして」は杉山の詩集から。
《 「青をめざして」
たゝ゛目の前のシグナルを
青のシグナルを見つめて脇見をしないで
歩いた
どこへ行くのか考えたことも
なかった
青をみつめて
青だけをみつめて
わたしは歩いていった
みんなどこへ消えたのだ 》
書肆スウイートヒアアフターにて購入。
■ 『海の本屋のはなし』あれこれ(6)
読売新聞7月23日朝刊神戸版で紹介していただきました。
「海文堂書店歩み刻む」。全文はこちらを。
《「海の本屋」が本と人とをつないできた日々の営みは、未来の商いや人との対話においても学ぶべきことがたくさんある。》
過ぎたるお言葉に感謝いたします。「百窓文庫」7.20イベント報告「書皮と眉毛と」
https://hundredswing.wordpress.com/2015/07/23/repo_mamer/
(平野)