2015年7月23日木曜日

杉山平一 青をめざして


   安水稔和 『杉山平一 青をめざして』 編集工房ノア 20106月刊

 安水は1931年神戸市生まれ、詩人。詩集、評論集多数。神戸新聞の「読者文芸」選者を30年勤めている。本年6月、紙面に発表した随想を出版、『声をあげよう 言葉を出そう』(神戸新聞総合出版センター)。
 本書は、詩人・杉山平一についての評論、講演、対談をまとめたもの。「青をめざして」は杉山の詩集から。

 杉山平一(19142012)は福島県会津若松市生まれ、父親の仕事で小学生時代を神戸・大阪で過ごす。詩人、映画評論家、長く宝塚市に住んだ。

《 「青をめざして」

たゝ゛目の前のシグナルを
青のシグナルを見つめて
脇見をしないで
歩いた
どこへ行くのか考えたことも
なかった
青をみつめて
青だけをみつめて
わたしは歩いていった
 
どこが悪かったのだ
みんなどこへ消えたのだ 》

 書肆スウイートヒアアフターにて購入。

 

  『海の本屋のはなし』あれこれ(6

 読売新聞723日朝刊神戸版で紹介していただきました。
 
 

「海文堂書店歩み刻む」。全文はこちらを。


 
 おしゃれな雑誌『SAVVY』9月号(京阪神エルマガジン社)、喜久屋書店阿倍野店の市岡陽子さんがコラムで書いてくれています。


《「海の本屋」が本と人とをつないできた日々の営みは、未来の商いや人との対話においても学ぶべきことがたくさんある。》
 過ぎたるお言葉に感謝いたします。

「百窓文庫」7.20イベント報告「書皮と眉毛と」

https://hundredswing.wordpress.com/2015/07/23/repo_mamer/

(平野)