12.17 図書館に返却に行くが、またも休館日に当たる。まったく頭になかった。午後買い物に行けば肝心な物を忘れて、引き返す。うっかり、ぽっかりのボケボケ。今年のボケ納めになるか。まだまだありそう。
元町名物? パルモア病院のサンタクロース、ハシゴを登っているのか、ぶら下がっているのか?
12.19 図書館に返却して、ギャラリー島田DM作業。石井一男さんが注文を受けた絵が完成して届いて引き渡しに遭遇。母子像2点、見せていただく。眼福。そういう美術世界もあるんや。スタッフさんと先週の戸田・林「書物トーク」の話。語られた文学者や版元について知っているうすっぺらーいことを話す。
12.20 「朝日俳壇」より。
〈古本に刻の匂ひや冬日和 (横浜市)山田知明〉
〈文学館寒き書斎を再現す (相馬市)根岸浩一〉
読書は、森まゆみ『子規の音』(新潮文庫2019年、初版2017年新潮社、初出は「波」2014~16年)。子規は病の床から五感で身の回りの景色をとらえてことばにした。短いけれど重厚な明治文人の生涯と交友。子規は日清戦争従軍から戻る船内で重態になり、神戸で下船。神戸病院入院、須磨、故郷松山で静養の後、帰京。その冬の句から。
〈冬こもり世間の音を聞いて居る /琴の音の聞えてゆかし冬籠 /音もせず親子二人の冬こもり〉
(平野)