11.25 続き。図書館本返却、散髪、買い物、本棚整理(散らかし)、家事。
プロ野球日本シリーズ、両チームとも強い。熱戦が続く。投手戦あり、打撃戦あり。最後まで勝負をあきらめない。点を取られてら取り返す。プロの気迫・執念、まさしく超人たちの競演。こっちは素人なのだから、彼らのプレーを楽しもう、応援しよう。ずーっとパリーグチームが圧勝していたけれど、今年はもつれそう。
11.27 朝日新聞「天声人語」より。
〈本というものは、いつのまにか本棚からあふれてしまう。たいていの場合は売るか、床に放置するか。〉
静岡県焼津市の土肥さんは商店街の空き店舗に仲間(オーナー会員)を募って図書館を開いた。
〈諸経費を賄うためオーナーたちは月に2千円払い、お薦めの本を無料で貸す。特典は店番ができることだ▼いや本当の特典は本を介した交流であろう。〉
本を通してのコミュニケーション。
ギャラリー島田お手伝い。「石井一男展」「須飼秀和展」。例年開場前に行列ができる年末恒例の展覧会。私は「須飼展」のグッズ販売(カレンダー、ポストカード、書籍など)担当。絵が目の前でどんどん売れていく。
須飼本・カレンダー出版元ハセさん、せ~ら編集長、元海文堂・コバさん、久しぶりにお会いできた。
孫動画着。姉はごいき力士(大好きなくまモンに似ている)が負けて泣いている。妹は床材の切れっ端を口に入れている。それはおいしくないでしょう。ヂヂバカチャンリン。
日本シリーズ決着。スワローズおめでとう。バッファローズもあっぱれでありました。
■ 関川夏央 『人間晩年図巻 2000-03年』 岩波書店 1900円+税
1990年代編(全2冊、同社、2016年)に続いて、2000年代編(全3冊)刊行開始。2000年代に亡くなった人たち80人の晩年と人生を紹介。
最初に出てくるのは「仙波龍英(せんばりゅうえい)、2000年48歳で世を去った。2冊の歌集を残し、小説も書いた。
「ひら仮名は凄じきかなはははははははははははは母死んだ」
私はこの人の名を知らない、と思ったが、この歌で思い出した。五七五七七に従ったら意味不明。「母母母母母母」なのだろう。
政治家、経済人、文化人、スポーツ人他、著名人から一般人ながら世間を賑わした人たちまで。9.19テロリストも。それぞれの人物の晩年から時代・歴史を見る。
本シリーズは山田風太郎『人間臨終図巻』(初版全2冊、1986年、徳間書店刊。徳間文庫、角川文庫で読める)の仕事を継ぐもの。東京医専卒業者の眼で、歴史上の人物・有名人の臨終の様子、死因を率直に書いた。その「山田風太郎」も登場、2001年7月逝去。
(平野)