2022年2月19日土曜日

あきない世傳 金と銀(十二)出帆篇

2.15 さんちかタウンは市営地下鉄からの動線をよくするためにリニューアルするそう。3月末で1番街と2番街は完全閉店、ラジオ関西のスタジオもなくなる。他の区画でも既にジュンク堂は撤退し、結納用品の老舗には閉店の挨拶状が貼られている。私が子どもの頃は国鉄・阪急・阪神各駅と市電停留所をつなぐ地下道だった。戦中は防空壕と聞いた記憶あり。

 元町駅で会社用の証明写真、「BIG ISSUE424号と425号購入。本屋さんで注文品と髙田郁文庫新刊。



2.17 朝、新聞を取りに出ると、ご近所さんが愛犬の散歩に出かけるところ。私よりずっと早く起床しておられる。「今日は寒いよー」。

コロナ予防接種券届いて、診療所に予約。来月中旬予定。

確定申告準備。

2.18 仕事、もうそろそろ帰り支度と思ったところに鍵のトラブル発生。会社提携のレスキュー職人さんに来てもらう。

 

 髙田郁 『あきない世傳 金と銀(十二)出帆篇』 ハルキ文庫  640円+税



五鈴屋は再び呉服(絹)を商えるよう精進。商売仲間、奉公人、職人、支援者、お客、みんなが共に知恵を絞り、協力する。幕府の冥加金、因縁の商売ライバル、自然現象などなど困難が続々。その大波を乗り越え、客層が広がる。また新しい問題が出てくるが、理想の商いに向けて「出帆」。

 衣裳とは何か、女性の自立とは、主人公・幸は根源的で先進的な問いを自らに課す。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

(平野)