2022年2月6日日曜日

明治東京畸人傳

2.2 PR誌継続申し込み。複数年にするか、1年にするか、あんまり長期にするのも考える年頃である。

「みなと元町タウンニュース」354号着。拙稿やっぱり校正見逃しあり、ヂヂの目は節穴か! 前号の誤記訂正文入れたけど、まだ恥ずかしい。

2.5 Web「みなと元町タウンニュース」更新。

https://www.kobe-motomachi.or.jp/motomachi-magazine/2022/02/03/townnews354.pdf

 図書館、女学校続き。

 指先のカサカサ・ひび割れ・アカギレキ・かすり傷、消毒液がしみる。じっと手を見る。保湿クリームや水絆創膏は必携。ついでに顔面、テッカテカに。

 

 森まゆみ 『明治東京畸人傳』 新潮社 1996



 本棚の古い本。上野・谷中・千駄木・根津・本郷の地域史・文化史。森の「谷・根・千」本はどれも労作。史料を探索、町を歩き、人を訪ねる。町の歴史・人物が当時の住民たちや現在暮らす自分たちとどんな関係があるのかを探る。

〈本書はかつてこの町に姿をみせた、気になる人たちの路上の肖像である。本の少し町をかすめた人、町に何かを置き忘れていった人、足早に通り過ぎた人、町の人がいまだにその名をささやく人、一時大変に町の話題になった人……。ふっと現れ、ふっと消えた、そんな人たちのことを書きとめてみた。〉

「畸人」=〈「変わり者」という意味ではなく、尋常ではない、素敵な面白い生き方をした人〉を取り上げる。文学者、芸術家、お雇い外国人、商人、芸人、冒険家、健康術実践家、動物園の園長。有名人もいるが、無名人多数。貧しくても楽しく生きた人、芸・技を追求した人、飄々と学問や趣味に生きた人、縁あってこの町に住み暮らした「畸人」たち。

 兵庫・神戸関連では、サトウハチロー、建築家・山口半六、渡辺財閥一族。

(平野)