2.21 訃報。松本零士。私は『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』よりも『男おいどん』のラーメンライス、さるまたけが印象に残る。ご冥福を。
「朝日新聞」鷲田清一・折々のことば。
〈本当に面白い本は、どのコーナーに置いてよいかわからない本です。 福嶋聡(あきら)〉
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店勤務。
「朝日新聞デジタル」2.14「本屋ないと本当に困る?」より。有料記事、一部だけ読める。
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20230213001436.html
2.22 「朝日新聞」鷲田清一・折々のことば。
〈売上を伸ばすという意味で会社を大きくするよりも、会社がよりよくなっていくことのほうが何倍もいい。 佐藤友則〉
広島県庄原市の書店「ウィー東城店」店主。夏葉社・島田潤一郎との共著『本屋で待つ』(夏葉社)より。
■ 髙田郁 『晴れときどき涙雨』 ハルキ文庫 600円+税
時代小説作家として順風満帆。でもね、進路挫折、失業、重傷、看護、介護、友の死など雨風大嵐も経験。1993年から漫画原作で作家生活に。2008年時代小説デビュー。取材、資料調べを丁寧に行い、関係者に礼を尽くす。編集者、営業マン、それに書店員にも心配り。何より読者を泣かせ、喜ばせる。暖かくて、明るく優しい、元気でちょっと声でかい、ときどきしんみりのエッセイ集。
本書は同名タイトルで3冊目、改版のたびに書き下ろしを加えている。
私は彼女が主人公をどん底に落とすたびに「サド作家」と罵るけれど、最後は日本晴れにしてくれる。海文堂書店の思い出を書いてくださった。感謝申し上げるが、ちょうど電車内読書中、じんわり小雨。ヂヂの瞳ウルウルはカッコ悪い。誰も見とらんけど。
(平野)