2.23 午前中に用事すませ、昼飯早めに食べて、図書館。毎回同じ本を書庫から出してもらう。
2.24 NRくららさんから緊急メール。昨年旧知のベテラン出版営業氏が引退。故郷で焼き芋屋図書館開業。テレビ番組で紹介されることに。
2023年2月25日(土)18時~18時30分 テレビ朝日「人生の楽園」
石川・金沢市~図書室のある焼き芋屋さん~
「図書室のある焼き芋屋 ハレオトコ」
https://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/#nextweek
■ 岡崎武志 『憧れの住む東京へ』 本の雑誌社 1800円+税
上京者と文学・芸術、岡崎の執筆テーマのひとつ。これまでに『上京する文學 春樹から漱石まで』(新日本出版社、ちくま文庫)、『ここが私の東京』(扶桑社、ちくま文庫)を上梓。岡崎自身も30歳を越えてから上京、34年目を迎える。憧れの、花の都に若者たちはどんな夢を持って上京してきたのか、その夢を叶えたのか、どこに住んでどんな人生を歩んだのか。6人の上京と東京物語。
赤瀬川原平 前衛に押し流された東京の足跡
洲之内徹 銀座「気まぐれ美術館」への道
浅川マキ 雨降る新宿の黒の歌姫
田中小実昌 路線バスで知る東京のもう一つの顔
山之口貘 沖縄から池袋へたどり着いた放浪詩人
耕治人 野方に苦しみ生きた二人ぼっちの二人
〈江戸が世界有数の過密人口都市になって以来、大量の地方出身者を受け止め、泳がせてきたのが首都・東京だ。「一旗揚げる」「故郷に錦を飾る」など、過剰なエネルギーを蓄えて、上京者は東京を目指し、ある者は失望して故郷へ帰り、ある者は居場所を見つけてこの街になじんでいく。最初から東京に生まれ育った人たちにとっては、東京についての感情が、もう少し淡白のように思える。その淡白さこそが、江戸っ子の「粋」でもあったのだ。/しかし「粋」なだけではエネルギー不足だ。上京者の野暮だが純粋な「憧れ」が、東京という大都市を作ってきたのだと私は考えている。(後略)〉
(平野)