2.25 図書館、貫一調べ。小泉八雲書簡入手の経緯。
ギャラリー島田のDM作業が本日に変更。3月展示は精神科医・中井久夫を偲ぶ。別項をご覧下さい。
家人は昨日から横浜孫のところ。ついでに親戚受験生親子と会う。ヂヂしばしぐうたら生活。
2.26 「朝日歌壇」より。
〈「老獪」と「労咳」の間に抜け目なく「老害」居据わる『新明解辞典』 (札幌市)田巻成男〉
訃報、西山太吉記者。
ぐうたらながら図書館まめに通う。「西村貫一」調べにわくわくしている。
○ よそ様のイベント
「こころを観る 時代を観る――中井久夫さんを偲んで」
ギャラリー島田 3月4日(土)~3月29日(水) 11:00~18:00
但し7日・17日(水)休み
精神科医・中井久夫、神戸大学・甲南大学名誉教授。昨年8月8日逝去。統合失調症治療で大きな業績を残し、1995年阪神淡路大震災では被災者の心のケアに尽力。
ご家族、友人皆さんの協力を得て、著作を中心に書簡、自筆原稿、愛用品などを展示。外国詩翻訳、エッセイなど中井の幅広い活動を紹介し、追悼する。
何故ギャラリーで精神科医の追悼展か。97年のギャラリー社長・島田誠が中井と対談。中井の著書『戦争と平和 ある観察』(人文書院2015年、増補新装版2022年)に収められている。
■ ちくま文庫、半七捕物帖傑作選2冊、岡本綺堂著 北村薫/宮部みゆき編
『読んで「半七」!』(2009年7月二刷)
『もっと「半七」!』(2009年6月一刷)
〈「捕物帳というのは与力や同心が岡っ引きらの報告を聞いて、更にこれを町奉行所に報告すると、御用部屋に当座帳のようなものがあって、書役が取りあえずこれに書き留めておくんです。その帳面を捕物帳と云っていました」と、半七はまず説明した。〉
明治20年代から30年代、元岡っ引きの半七老人が青年に昔の事件を語って聞かせる、という体裁。お化けや幽霊のしわざか、不可解な事件ばかり。半七は筋道立てて考えて解決していく。指紋や法医学などない時代、推理と地道な探索、それに十手にものを言わせて少々強引な拘束もある。
綺堂はシャーロック・ホームズを愛読したそう。江戸の風俗にも詳しい。
金、男女のもつれ、妬み、怨み、悪巧み、妖怪幽霊怖いけれど、人間が一番残酷、悪い。
(平野)