■ 『椎名麟三――自由の彼方で』 椎名麟三を語る会会誌第14号 2014年5月刊 1800円+税
椎名麟三生誕100周年、語る会創立20周年記念。
「語る会」は「戦後文学の担い手としての椎名文学を昭和文学史上に位置づけると共に、椎名麟三の目指した世界を探求するためその文学や思想について語り合うことを目的とする」。
椎名麟三(1911~1973)は姫路市(旧曽佐村)生まれ、本名大坪昇。1929年宇治川電鉄(山陽電鉄)入社し労働運動に参加。31年検挙され、33年獄中で転向。38年文学を志し、47年「深夜の酒宴」でデビュー。第一次戦後文学派の一人。50年受洗。
目次
【評論】戦後文学とドストエフスキー 斎藤末弘
椎名麟三の「生きる」 柳谷郁子
椎名麟三にとって「故郷」とは何だったのか 田靡新
……
表現における形而上学的意味 椎名麟三
【随想】
姫路文学館への寄贈 大坪真美子
椎名麟三獨特のポーズ 坂東大蔵
……
『椎名麟三を語る会』の歩み
椎名麟三略譜
姫路の大塚書店で購入。
ヨソサマのイベント
■ イシサカゴロウ展〈Reblog〉
4月7日(火)~18日(土)
カロ ブックショップ アンド カフェ06-6447-4777
(平野)