■ 南陀楼綾繁 『町を歩いて本のなかへ』 原書房 2400円+税
著者は1967年島根県出雲市生まれ、ライター、編集者、「一箱古本市」発案者。イラスト・山川直人。
全国を歩いて出会った人たちに話し相手になってもらっている丸顔坊主頭メガネでっぷり体型鶴瓶師匠より小柄の出版人はやっぱり全国を回っているけれどそれは各地のブックイベントや出版・本屋を応援するため。
《はじめての町の安宿で寝ていると、突然、いま自分がここにいることを不思議に感じることがあります。不安もありますが、それと同じくらい、これから何が見られるのだろうという期待も大きいのです。こんな本の旅がいつまで続くか判りませんが、とりあえず、きょうも、それから明日も、どこかへ出かけるのです。》
第1部
町と本と (ブックイベントや本屋・古書店、出版社、図書館など本のある場所について)
第2部
古い本あたらしい本 (書評)
[写真散歩]本の匂いを求めてさまよう
第3部
早稲田で読む (メルマガ「早稲田古本通信」連載)
第4部
本と人と、それから (出版人ほか人について)
一九八〇年代の本と町
(平野)
海文堂閉店とその後の神戸古書店状況に言及。ありがたく、ちょこっと感動。海文堂には何度もイベントゲストで来店、一箱古本市にも協力してくださった。