2021年6月1日火曜日

天女舞い降りる

 5.28 元町原稿「久坂葉子編」(仮題)が難航。富士正晴の「エリザベス版 久坂葉子伝」(『贋・久坂葉子伝』六興出版1981年に収録)を中心にする。195354年、富士は「エリザベス版」と「贋~」を並行して書いた。『贋~』はあくまで小説。「エリザベス版」は彼女の書いたもの(作品、日記、メモ、手紙)に頼って彼女の姿を組み戻す試みだが、未完のまま。『贋~』と全集2冊、神戸市立中央図書館で借りている。

 


 5.29 孫はいつも図書館で借りた本を畳の上に並べ、自分も横に寝そべって記念(?)写真を撮る。今日は1冊ずつ、おもちゃも並べて、変顔、ハイポーズ!



図書館。6月3日から蔵書点検で2週間休みになるので、その前に必要な本を借りる。

午後は一家で散歩がてら買い物。娘は大きなお腹を抱えて、そろりそろり。

 

5.30 0時過ぎ、娘、陣痛来て病院に。妊婦用タクシー、迅速丁寧で感謝。家人送って行くが、コロナ禍で付き添いも待機も不可、すぐ帰宅。1時半、本人から無事出産のLINE電話あり。赤ん坊は姉(孫)とそっくりそのまま。大切な妹を授かった。むふふ、美女姉妹である。確か姉のときは「天使降臨」と書いた。

昼前、買い物の前に神社。姉は祈願は変わらず、「みんなげんきになりますように」。

姉は母の不在を耐えている。夕刻横浜から父到着で一安心。

 

梅雨夜空産声さやか天女舞ふ

風薫るヂヂの自慢がまたひとつ    (よ)

 

 5.31 「毎日新聞」神戸版に旧知の編集者・梢さん記事。神戸ゆかりの詩人・八木重吉の詩を冊子にまとめ、自費出版。『六甲のふもと 百年の詩人』と『赤ちゃんと百年の詩人』。栄町通の〈1003〉で販売中。

https://mainichi.jp/articles/20210529/k00/00m/040/040000c

 

(平野)