4.13 『一九二〇年代モダニズム詩集』(思潮社)を少しずつ読む。ダダとかシュールとか難解。居留地、メリケン波止場、六甲山などが出てくると安心する。
4.15 連日孫電話。姉が自分で書いたお話を読んでくれる。おひめさまが死ぬけど生き返る。よかったよかった、めでたしめでたし。死と再生がテーマか?
姉は画面を独り占めしようとするけれど、妹も負けずにグイグイ出てきて叫ぶし、グッパグッパして、イイコイイコできる。ヂヂバカちゃんりん。
元町原稿校正、いきなり日本語になっていない文章あり。大丈夫か、ヂヂ?
■ 原田ひ香 『古本食堂』 角川春樹事務所 1600円+税
北海道帯広から上京した鷹島珊瑚(たかしまさんご)。次兄滋郎(じろう)が神保町で「ちょっと有名な」古書店を経営していたが、急逝。店をどうするのか、とりあえず引き継いでみる。元介護ヘルパー、本屋経験なしだが、本好きで、積極的に接客。滋郎は全共闘世代、独身だった。珊瑚はその6歳下というと、私と同年代。
もうひとりの主人公美希喜(みきき)、珊瑚の長兄の孫、国文学科院生。珊瑚を手伝う。
一人暮らしだった滋郎の私生活の謎と古書店への思い、珊瑚が帯広に残してきたこと、美希喜の進路。古書店の今後とそれぞれの人生。
実在の書店、本、料理店・喫茶店も登場して、本と料理の街・神保町の町並みや雰囲気もわかる。
(平野) 私、初めて読む著者。名前の読み方から戸惑う。