2022年7月9日土曜日

名短篇、さらにあり

7.4 仕事休み。孫電話、姉は大相撲が楽しみ。妹はママのスマホを触りたくて囓りたくてたまらない。元気賑やか。

7.5 台風4号接近。すぐに温帯低気圧になったけど、大雨注意。

 朝、歯医者さん。義歯調整だけで早く終わる。また地下道の椅子に坐って読書、デパート開店を待つ。「波」7月号、JD・サリンジャーの短篇「彼女の思い出」。7月発売の短篇集から先行掲載。

7.8 午後の職場、掃除中、郵便受けに少し見える夕刊の見出しに驚く。午前中に元首相が狙撃された由。詳細不明ながら、身体が震える。私個人は元首相の思想・行動に反対の意見を持つが、暴力に与しない。夕方ニュース番組中に死去の報道。合掌。

7.9 姉孫おまちかねの新聞相撲番付、コピーして送る。

 同じ新聞の神戸版に女子の古本屋さん〈1003〉店主登場、「選挙前に読みたい本」コーナー設置。

 


 北村薫 宮部みゆき編 『名短篇、さらにあり』 ちくま文庫 20082月初刷

手持ちは同年同月第2

 先日紹介の短篇アンソロジー第2弾。収録作品、島崎藤村「ある女の生涯」、岩野泡鳴「ぼんち」、岡本かの子「家霊」、内田百閒「とほぼえ」、他、舟橋聖一、永井龍男、林芙美子、久生十蘭、十和田操、川口松太郎、吉屋信子、1112篇。

 自分で探してまでは読まないだろう作品ばかり。愚かな人、気味の悪い話、怪談、狂気。無理にテーマを見つける必要はないが、あえて言えば、人間の感情・行動の奇妙な話。

(平野)