2022年7月2日土曜日

名短篇、ここにあり

6.26 「朝日俳壇」より。

〈北向きの書斎は陣地額の花 (多摩市)吉野佳一〉

〈断捨離の進みて曝書わづかなり (いわき市)岡田木花〉

6.27 梅雨明け? 猛暑。春と秋が短くなった感覚はあるが、梅雨もか。

6.30 カレンダー見て、ああ今年も半分終わり。家人に言われて、植木の植え替えと網戸拭き(1枚だけ)やっつけ仕事。

 古本屋店主からメール。元町原稿を読んでくれている。顧客に「光村印刷」関係者がいらして、資料とコメントをもらってくださった。お客さんと店主に感謝。

7.1 仕事していると居住者さんが心配してくださる。熱中症気をつけて、休みながらやってね、管理人室のエアコン強く、などなど皆さん優しい。

「映画批評」第21号(神戸映画サークル)届く。毎回ありがたく。

 孫電話。姉はいつもどおりハイテンションで歌う。合わせて妹が踊る。

 

 北村薫 宮部みゆき編 『名短篇、ここにあり』 ちくま文庫 20081月初版

 手持ちは同年35刷。



 作家が選ぶ短篇アンソロジー。統一テーマはなくて、強いて言えば「意外な作家の意外な逸品」。書き手としても読み手としても信頼できるご両人が、面白い、と薦める12篇。

トップバッター半村良「となりの宇宙人」を読んだら、ヂヂの頭はSFで固まってしまって、2番黒井千次「冷たい仕事」も冷蔵庫から未確認物体が登場するのかと思いきや……。以下、小松左京、城山三郎、吉村昭、吉行淳之介、山口瞳、多岐川恭、戸板康二、松本清張、井上靖、円地文子。

北村・宮部編のシリーズ、捕物帖含め10冊出ているよう。ゆっくり探す。

(平野)