8.22 孫動画。(1)姉が新しい歌披露、横で妹は手拍子して踊る。(2)妹、ウォーキングと食事(うどん手づかみ)。繰り返し見る。楽しい、うれしい、ぢぢバカチャンリン。
8.23 24日夏休み取得で連休のつもりが、午前中明石西部臨時出勤。駅前に本屋さん、今は教科書販売だけのよう。
25日も出勤決定。いつもより働くことに。
午後買い物。移動する販売員さんとバッタリ遭って、「BIG ISSUE」437号、ポストカード付き。
■ 『鶴見俊輔、詩を語る』 聞き手 谷川俊太郎 正津勉 作品社 2200円+税
鶴見俊輔(1922~2015年)生誕100年の記念出版。
2003年3月、鶴見と詩人2人の鼎談。「季刊 詩の雑誌 midnight pres」20/21号(2003年夏/秋)掲載。そのときの表題は「歌学の力」。日本の詩歌・文化の伝統に込めた思いを語る。
谷川は1976年に鶴見と初対面。「俊の一字の/縁に結ばれて」と詩に書く。正津は鶴見同志社大学教授時代(1961~70年)の教え子。
鼎談は03年鶴見の詩集『もうろくの春』出版まもなくのこと。本人は詩集のつもりではなく、古今東西の本、詩歌の一節、それらに触発された新しい着想など、覚え書きのメモ。
谷川 「もうろく」という言葉を使おうと思ってやったんですか。詩集を出すんなら、という意味?
鶴見 それが「もうろく」というのは私は小さいときからリハーサルしているわけなんだよ。いま初めて「もうろく」に入ったわけじゃないんだ。(中略)つまり、うちに帰れなくなったり、全然見たこともない世界が見えたり、学校に行けなくなっちゃったり。(中略)だから十二から十五までだいたい三年間うつ病だったと思うんだ。(後略)
……
谷川 やっぱりフッと出てくるんですか、なんにも考えないで。
鶴見 そう。これから仕事しようとかそういうのじゃなくて、フウッと出てくるものが詩になっているわけ。洗練じゃないな。だから、何度も何度もこう回していってよくしていくという、その詩技というのはないんだ。
その他話の内容は、
〈鶴見俊輔。当方、じつは最後の同志社大学鶴見ゼミ生だった。先生、ずっとひそかに詩を書いてこられた! そうしてきょう世に問われようとは!/いったいそもそもその哲学と詩の関係はいかがなぐあいか? いやもっとより広く思想と文学の関わりについて?/母愛子と、渡米体験は……。俊輔坊の、心的疾患は……。うんぬん、そのあたりの心のありようを伺いたいものだ、などなど。(後略)〉(正津勉 後書)
(平野)