7.28 臨時出勤、明石西部。住宅街の中に田畑がぽつぽつあり、蛙鳴く。駐車場の一角にお地蔵さん鎮座。
箒やモップがいつものマンションで使っているものと形状が違うので、指・手のひらになじまない。痛い。弘法大師は筆を選ばないけれど、ヂヂは箒を選ぶ。
7.29 猛暑。ちょっと堪える。帰宅、ご飯、寝る。GF京都ミホさんに「ヂヂは夏の子」と暑中見舞い出したばかりなのに。
7.31 「朝日俳壇」より。
〈父の日や本は絶対捨てません (さいたま市)丸橋酉重〉
岐阜古本女子から暑中見舞い涼菓拝領。ありがとう。
8.1 電車内でPR誌「波」。ちょうど浮世絵春画随筆ページ。図版多く、人様の前で読むのは憚られる。飛ばして、あとのお楽しみに。
■ 『定本 本屋図鑑』 本屋図鑑編集部 編 得地直美 絵 夏葉社 2200円+税
2013年初版に加筆、再構成。全76店舗紹介。
〈「本屋は友人であり、家族である」/そう言い切ってしまうのは少し大げさかもしれないけれど、本当に、そう思うときがある。/会いたい人に会えなくて、電話やメールをしても、誰もが用事を抱えていて、寂しさはつのるばかり。そんなとき、最寄りの本屋さんへと足をのばす。夜の町に、書店の光が、ぽつりと灯っている。〉
町の本屋も大型書店も厳しい・苦しい商いが続いている。本屋だけでなくさまざまな業態が立ちいかなくなっている。本屋がなくなったら、寂しい、困る。
〈この本をつくったのは、ひとえに、いろんな本屋が好きだから。いまも営業しているお店も、全部好き。閉店しまったお店は、もう二度とその棚を見ることができないから、昔よりもっと好き。〉
私が勤めていた海文堂書店は本書初版掲載店の中で一番に消えた。なのに抹消せず掲載してくださっている。感謝申し上げます。
(平野)