■ 名著複刻 日本児童文学館 第一集 ほるぷ出版 1975年
『西條八十童謡全集 新潮社 (大正13年)』
トンカ書店「詩人の本棚」展で。
私は小学生の時に歌謡曲の作詞者として「西條八十」の名を知った。童謡作者だったとわかったのは後のこと。詩人、フランス文学者と認識したのはさらに後。西條のことは2013年岩波文庫で『訳詩集 白孔雀』が出たときに当ブログで紹介した。
「西條八十童謡全集の後に」より
《……童謡の製作は二つの条件を必要とする。その一つはそれが詩としての香気を持つこと。そうしてもう一つは幼き者等の愛誦に適すると云うことである。童謡の製作が或る場合通常の詩の製作よりも困難であると云われるのは、この二つの条件を竝備せねばならぬからである。衡秤の一端が孰れかに多く傾くとき、その謡は全く芸術的香気を失い、或は児童にとって無関心のものとなり終る。(後略)》(原文旧字旧仮名)
私は知っている歌は3つしかなかった。「かなりや」「肩たたき」と訳詩の「風」。もっと歌えると思っていたのに。
(平野)
3月25日(金)にトンカ書店でイベントがありました。
〈唄う古書 世田谷ピンポンズLIVE〉
フォークシンガーソングライター、現在京都在住。小説や詩をモチーフにした作品多数。本のイベントでライブ多数あり。今後の予定などはこちらを。
ヨソサマのイベント
■ 第十一回サンボーホール ひょうご大古本市
4月8日(金)~10日(日) 10時~19時(最終日18時まで)
神戸三宮サンボーホール1F大ホールここでもピンポンズさんのライブあり。
9日14時『唄う古書 世田谷ピンポンズ 参上』