2020年4月4日土曜日

藤沢周平句集


3.30 雨で桜が散りそう。
 コロナ感染が大学生に広がり、著名人も。私は朝のニュース後は世間のことから遮断される。夕方帰宅して人気コメディアン死亡に驚く。
 読書は、『藤沢周平句集』(文春文庫、2017年)。文庫化を見落としていた本。藤沢は若き日結核入院。教職をあきらめた。病院の句会に誘われる。俳誌「海坂」にも投句。後に藤沢作品に登場する「藩名」はここから。

〈陽炎や胸部の痛み測りゐる〉
〈病葉に蜘蛛の網揺れし眞晝かな〉
〈汝を歸す胸に木枯鳴りとよむ〉
〈桐咲くや掌觸るゝのみの病者の愛〉



 3.31 映画、「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」、シネ・リーブル神戸。19695月、三島はひとりで全共闘学生たちとの公開討論に臨んだ。学生1000名に向かって真摯に語りかける。学生たちは三島を論破したい、数で圧倒したい。三島は言葉の力で彼らに応える。暴力を否定したことはない、一言「天皇」と言ってくれれば、反米愛国……
 今時映画館とは! 叱言あり。
 本屋さんで雑誌。その他買い物して、内科診療。帰宅してしばらくしてから1冊買い忘れに気づく。

 4.2 ずっと買い忘れていた「本の雑誌」4月号をようやく。今年1月急逝された評論家・坪内祐三追悼特集。同誌購入は久方ぶり、「本は人生のおやつです!!」店主コラム発見。 
 
 

元町駅前でBIG ISSUE380、今回からリニューアル、価格改定。販売員さんからポストカードをいただく。


(平野)