2014年6月13日金曜日

てつびん物語


海文堂イベント、本の売上げ

新刊本

神戸新聞総合出版センター 成田一徹『神戸の残り香』正・続合計37

みずのわ出版 『神戸市戦災焼失区域図』他合計84

ひょうご部落解放・人権研究所 『人権マップ』 10冊(後半の6日間のみ)

合わせて24万円余りの売上げでした。

百円均一古本市は900冊超。

 最終日に、私、“古本一代”箱から1冊購入。

『てつびん物語  阪神・淡路大震災 ある被災者の記録』 奥野安彦写真 土方正志文

偕成社 200412月刊  新刊で入手可能 1800円+税

 95129日、奥野・土方は全壊の建物から荷物を運び出している女性に出会った。

「どないしたん」と声をかける。

「どないもこないもあらへん。もう、ぐっちゃぐちゃや。寒いなあ。あんたら、ちょっと入り……

 熱いお茶をいれてくれて、おしゃべり。

 小さな料理屋を一人で切り盛りしていた関さん。空襲で焼け出され、台風で流され、今度は震災。

「またか」ってなもんや。……生きとっただけでめっけもんや。くよくよしたってはじまらん。こうなったら、死ぬまでりっぱに生きたるわ。……

 当時67歳、元気な大きな声のおばちゃんとの出会い。

 二人は定期的に神戸に通い、200311月おばちゃんが亡くなるまで取材を続けた。

「震災後」を闘った、おばちゃんの記録。関さんだけではない、無数のおばちゃんたちが闘った。神戸だけではない、あちこちの被災地で無数の人が闘っている。

(平野)
6.12は打ち上げパーティー。きっと私の○装がアップされると思う。詳細は明日。