◇ 【海】史(14)―1
■ 『月刊・ブルーアンカー Blue Anchor』(1)
1982年2月。
1982年2月。
『読書アラカルテ』から改称。「錨をおろして休む、本の港になればという、願いをこめた」。
第1号 18ページ
目次
邂逅――「古典愛読」の周辺―― 木山蕃
『良い顧客が、良い本屋をつくる』 書香家之
最近の面白本から 植村達男
よみがえる読書経験 佐高信
船と私 藤原裕
郷土誌の窓 N
海文堂案内板
『読書アラカルテ』22号から印刷に。これまでは小林の手作業だった。表紙の絵もイラストレーター・倉掛喜八郎に。
木山は須磨在住の歌人。秦恒平『古典愛読』を読み、読書体験と読書哲学に共感。秦の本を読み進めていきたいと思う。
「一人の作家に邂逅することは、大きな喜びである」
新装した【海】が読者と作品の邂逅の場となるよう願う。
書香はペンネームでしょう。出版業界の人。顧客として【海】を見守ってくれる。
「良い読者が、良い著者を育ててきたように、コミュニティに良い本屋をつくるのは、良い顧客自身である。と私は信じている。」
藤原は船舶愛好家。
植村はほぼレギュラー化。
佐高はこの号が最終。
〈案内板〉で、開店記念サイン会に高橋洋子、小松達也の名が追記されている。