2014年7月20日日曜日

二十世紀明石市民文化史・明石文学史年表


 木村二朗 『二十世紀 明石市民文化史・明石文学史年表』 播磨学研究所 200310月刊 (頒価500円の表示あり)

 木村は明石の老舗書店・木村書店店主。明石ゆかりの文化史・文学史を発生順に記録。B5判、98ページ。




市民文化史年表 文学、芸術、芸能、刊行物を中心に。

1870(明3) 明石藩最後の能楽が行われる

1872(明511.9 太陽暦が採用され、123日が明治611日となる

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1886(明197.13 東経135度の子午線が日本の標準時に決定される

1888(明2111.1 神戸から明石まで山陽鉄道(現JR)が開通する(なお、姫路までは12.20に開通する)

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19338月では、富田砕花が中等学校野球大会での明石中等学校と中京商業の25回に及ぶ試合を賞賛した詩について。その記念碑が明石中学校庭に建てられた。

 音楽会・美術展など、市民団体主催も記録。

文学史年表

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1894(明27) 正岡子規(18671902、本名・常規、俳句誌「ホトトギス」主宰、歌人)が内藤鳴雪家(18471926、本名・素行、廃人、子規の弟子)での句会で「詠初 須磨と明石を 窓の前」を詠んでいる

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1955(昭3010. 松本清張(190992、小説家)が明石原人発掘の直良信夫(190285、古生物学者、192532東野町に在住)をモデルにした小説「石の骨」を「別冊文藝春秋」第48号に発表する(1972.7.20文藝春秋刊「松本清張全集」第35巻に収録)

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 2000年、地域の文化賞、高齢者大学の活動、文学者の講演、大岡昇平の旧宅解体、足穂全集など。

 稲垣足穂、大岡昇平、椎名麟三の活動が詳しく記録されている。
 1964年足穂の「明石」を木村書店が復刊している。また、著者の父君・栄次(歌人、文学研究者でもあった)の諸活動も。

 地域文化を支えてきた本屋の地道な作業と成果。

(平野)
 三宮ブックス・村田社長から拝借中。