11.1~3 お江戸珍道中。
1日、午前7時新大阪発の新幹線でヂヂババ上京。旅の友は藤沢周平『無用の隠密 未刊行初期短篇』(文春文庫、2009年初版、2014年12刷)。藤沢周平(1927~1997年)死後の2006年に作家デビュー前の作品14篇が見つかり、単行本出版。その翌年にもう1篇が発見された。文庫では全15篇を収録。戦国物、忍者物、職人物、秘剣物、浮世絵物など、後の藤沢作品の原点と言える。
二子玉川で孫(姉)の誕生日祝いランチ会。みんな元気。蔦屋家電でもらったPR誌「コンシェルジュ文庫」に旧同僚・赤ヘルの笑顔写真あり。
2日、ヂヂイは神田明神お参りして(脳内は舟木一夫「銭形平次」)、神保町の「東京名物神田古本まつり」と本屋さんめぐり。三省堂書店の大きなビルがほぼできあがっている。
ババちゃんは娘と孫(妹)と待ち合わせて買い物。孫(姉)はパパさんと習い事。午後のおやつ時間にまた全員集合。ワールドシリーズ最終戦、パパさんからドジャース勝利と教えられる。相手のブルージェイズも強かった。
3日、孫一家は父方の法事あり。ヂヂババ上野(頭の中で井沢八郎「あゝ上野駅」)、「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京都美術館)。ゴッホの作品を世に知らせることとその管理には弟テオ家族による尽力があった。ちょうど当日NHKテレビで紹介番組があり、会場内と同じ映像が放映されていた。
電車時間までいつもどおり銀座歩いて(口ずさむのは黒沢明とロス・プリモス「たそがれの銀座」)、教文館に寄って「おすすめ本」いただき、東京駅でおみやげと弁当買って帰神。今回は平日を入れられなかったので友人諸氏には会えず。次回の楽しみに。
(平野)